北伝仏教美術とは? わかりやすく解説

北伝仏教美術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 18:17 UTC 版)

仏教美術」の記事における「北伝仏教美術」の解説

大乗仏教#伝播」および「中央アジアの美術」も参照 北伝仏教美術は、大乗仏教発展に強い影響受けていた。この教派はより包括的であり、伝統的な阿含経加えて新し経典採用し仏教理解自体変化させていたことにその特徴があった。大乗仏教は、初期仏教修行到達点としていた阿羅漢 ではなく、そこからさらに菩薩境地をめざすことを重要視していた。般若経(大乗仏教経典群)において、仏陀超越的な存在へと押し上げられ主軸菩提六波羅蜜知恵完成般若波羅蜜多、Prajñāpāramitā)、悟り衆生苦しみからの救済専念する菩薩たちに置かれた。それゆえ北伝仏教芸術は、様々な成仏(過去七仏)や如来菩薩天部(韋駄天帝釈天)に関する作品見られるように、多種多様混淆的である。また、大乗仏教広まったそれぞれの土地において、土着の宗教信仰結びつくことで新たな信仰とそれに伴う芸術様式生まれることも少なからずあった。 中央アジア中国、そして最終的に朝鮮半島日本にまで至る仏教シルクロード介した伝播は、後漢明帝によって西方へと派遣され甘英使節たちが残した伝説的な説明によって、紀元1世紀まで遡ることができる。しかしながら、より広範な伝播2世紀ごろ、クシャーナ朝(仏教庇護者であった)の西域への拡大と、中央アジア出身僧侶たちの漢訳活動と熱心な中原への布教とによって始まったといえる支婁迦讖のような中国への最初期仏教伝播担った僧侶たちは、パルティア人、月氏ソグド人またはトハラ人とされる

※この「北伝仏教美術」の解説は、「仏教美術」の解説の一部です。
「北伝仏教美術」を含む「仏教美術」の記事については、「仏教美術」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「北伝仏教美術」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「北伝仏教美術」の関連用語

北伝仏教美術のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北伝仏教美術のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの仏教美術 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS