創価学会の破門と正本堂の解体とは? わかりやすく解説

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創価学会の破門と正本堂の解体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:52 UTC 版)

正本堂 (大石寺)」の記事における「創価学会の破門と正本堂の解体」の解説

1991年平成3年)に宗門創価学会破門したが、当初正本堂大講堂など、学会寄進した建物存置されていた。破門後は学会主体となって運営されていた月例登山会を終了させ、学会員寺院通せば正本堂内拝できるようにし(添書登山)、学会離脱宗門への帰依促していた。それを経た上で1997年平成9年)に新聞広告などを通じて宗門学会員信徒資格喪失正本堂参詣不許可周知している。 詳細は「除名#日蓮正宗の除名」を参照 そして、阪神・淡路大震災契機改めてこれらの建物耐震調査行ったところ、強度不足に加え鉄骨大理石などの構造物腐食目立っており、耐震性問題があることが判明した。 しかし、仮に補強をするにしても多額の費用がかかり、創価学会破門し後で寄付見込めず、正本堂維持費年間10億円かかったことに加えて教義逸脱理由として破門し池田建立願主である建物存置することへの宗門内の批判があったことにより解体運びとなった。 これに対し創価学会は「正本堂解体真の理由日達上人歴史的業績対す日顕上人嫉妬である」と指摘し正本堂解体批判している。ただし、日達法主時代1979年宗門側はすでに創価学会の「逸脱」を批判し始めている。 結局正本堂解体は約45億円の費用をかけ、1998年平成10年5月着手されたが[要出典]、創価学会聖教新聞紙上正本堂解体を「ご供養をした信徒誠意踏みにじるもの」として激しく非難正本堂意義対し宗門側に再三質問状」を提出し宗門側も反論文を発表した。更に複数創価学会員(創価学会原告ではない理由諸説ある)が日蓮正宗側に「正本堂解体されたことにより」精神的苦痛被ったとして、慰謝料請求護持御供養返還求めたいわゆる正本堂訴訟」を2000年平成12年全国39起こしたが、「総本山内の建物所有維持・管理全ての権限宗門にあり、創価学会にはない」としてその全て学会員側の敗訴終わっている(2006年平成18年10月現在 最高裁確定)。 解体され更地となった正本堂跡には同等収容人数を誇る奉安堂2002年平成14年10月完成し落慶法要が行われた。正本堂基礎構造解体することは相当な出費があるため断念され、奉安堂正本堂基礎そのまま使って建設された。 詳細は「奉安堂#歴史と経緯」を参照

※この「創価学会の破門と正本堂の解体」の解説は、「正本堂 (大石寺)」の解説の一部です。
「創価学会の破門と正本堂の解体」を含む「正本堂 (大石寺)」の記事については、「正本堂 (大石寺)」の概要を参照ください。

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