内燃車とは? わかりやすく解説

内燃車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 04:44 UTC 版)

鉄道車両」の記事における「内燃車」の解説

詳細は「気動車・ディーゼル機関車の動力伝達方式」を参照 内燃車では、搭載され内燃機関により回転力を得る。電気式ではこの回転発電機駆動し得た電力により電気車同様の制御行っている。機械式では歯車式の変速機により、液体式ではトルクコンバータにより変速して、推進軸により台車装荷された減速機駆動し減速機車軸駆動している。

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内燃車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 05:46 UTC 版)

総括制御」の記事における「内燃車」の解説

輸送単位増大によりディーゼル機関車気動車総括制御必要に迫られたが、これらは噴射ポンプによる燃料供給量の制御エンジン回転数制御)と、クラッチ断続変速機での変速全て機械的に行わなくてはならず、燃料噴射量褶動抵抗操作力)のばらつきなどから、タイミングを完全に揃えることが難しかった。 そこで、クラッチ変速機不要となるガス・エレクトリックディーゼル・エレクトリック方式などの電気式が、大出力向けを中心として普及していった。これは、複数あるエンジン回転数発電機出力極性制御するだけで良く、しかも多少回転数電圧)のばらつきレギュレーター電動機で十分吸収できるなど、電気車技術応用できる利点があった。しかし、発電機電動機電磁鋼巻線構成されており、重量相応大きくなるため、機関出力小さ車両小型・軽量化には向いておらず、軌道側の活荷重橋梁重量負担力も問われる一方変速機を持つものの総括制御化も並行して開発進められた。クラッチつないでエンストしない流体継手トルクコンバータ実用化に伴い、それ自体のもつ変速効果歯車選択式変速機不要とし、同時に出力タイミングばらつきをも吸収することに成功した総括制御司令は、電気車電気式気動車ディーゼル機関車と同様、電気信号送られるが、最終機械的な操作部には電磁石電磁弁圧縮空気油圧組み合わせ用いられている。これらはトルクコンバータ変速機油を必要とすることから液体式流体式などと呼ばれ小型・軽量車両向けに普及していった。日本の国鉄は、この方式で気動車とほとんどのディーゼル機関車動力伝達装置標準化し代表例とされ、現在のJR各社第三セクター鉄道気動車多くこの方式を踏襲している。その後高速化大出力化に際し、より幅広い変速比必要な場合には、歯車組み合わせ換える必要のない遊星歯車変速機追加する方式が採られており、変速段・直結段ともに複数段を持つまでに発展している。 これとは別に自動車のマニュアルトランスミッションそのものであった機械式後継とも言えるオートメーテッドマニュアルトランスミッションを総括制御する方法研究進んでいる。近年液体式も同様であるが、各入出力軸の回転数センシングし、中央のコンピュータによってエンジン回転出力)、クラッチ操作変速制御できるようになったことで、伝達ロスの最も少なこの方式が注目されるようになった日本ではJR北海道キハ160形気動車ハイブリッド気動車への改造際しアシストモーターとの組み合わせデュアルクラッチトランスミッション採用している。 電気ディーゼルそれぞれの機関車も、総括制御原理電車・気動車と同じであるが、制御段数細分化して空転抑えるなど、大出力、高粘着対応する様々な工夫なされている。

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