共通戦術装輪車 (偵察戦闘型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 16:49 UTC 版)
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令和7年度富士総合火力演習予行にて
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基礎データ | |
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全長 | 8.7m |
全幅 | 3.0m |
全高 | 2.9m |
重量 | 約26t |
乗員数 | 5名 |
装甲・武装 | |
主武装 | Mk.44 30mm機関砲[1] |
副武装 | Mk.52 7.62mmチェーンガン[1] |
備考 | 簡易型光学電子センサーシステム搭載 |
機動力 | |
速度 | 100km/h以上 |
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共通戦術装輪車(偵察戦闘型)(きょうつうせんじゅつそうりんそうこうしゃ ていさつせんとうがた)は、日本の陸上自衛隊が調達予定の装輪型偵察戦闘車である[2][3]。16式機動戦闘車の車体をベースとしており、同じく調達中の24式機動120mm迫撃砲、24式装輪装甲戦闘車と同じく共通戦術装輪車の1つである。開発は三菱重工業が請け負った。なお、正式名称は文書上で発表されていないが[3]、令和7年度富士総合火力演習において、当装備が制式化され、「25式偵察警戒車」と命名されたことが発表された[4][5][6]。
概要
24式装輪装甲戦闘車、24式機動120mm迫撃砲が2024年(令和6年)度から調達が開始されたのとは異なり、その1年後の2025年(令和7年)度から調達が始まる予定。6両で91億円が予算計上された[2][7]。最終的には116両とも120両ともいわれる数が調達される予定である[2][3]。プラットフォームが共通する24式装輪装甲戦闘車や24式機動120mm迫撃砲と違い、車両後方にアンテナを覆う丸みを帯びたドームや偵察用のカメラを据え置いたマスト状の構造物が搭載されていることが特徴である[8]。
登場作品
ゲーム
- 『War Thunder』
- 2024年9月10日の大型アップデート「Dance of Dragons」で試作車が日本ツリーの「軽戦車」として「CTWV RCV」(日本語版では「共通戦術装輪車 偵察戦闘型│CTWV RCV」)の名称で実装された。
脚注
注釈
出典
- ^ a b “令和5年度装備品等(火器車両関連)に係る各種契約希望募集要綱項” (PDF). 防衛省. 2023年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月3日閲覧。
- ^ a b c 清谷信一 (2024年8月30日). “【防衛省概算要求】2025年度装甲車両”. Japan In-depth (株式会社安倍宏行) 2024年10月1日閲覧。
- ^ a b c “新型装甲車「24式装輪装甲戦闘車」「24式機動120mm迫撃砲」が登場! さらに旧式装備にも再び脚光が? 令和7年度防衛省概算要求が公開”. Motor-Fan (株式会社三栄). (2024年9月1日) 2024年10月1日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊 広報チャンネル (2025年6月8日). “令和7年度富士総合火力演習(ライブ配信チャンネル)”. YouTube. Google LLC / グーグル合同会社. 2025年6月12日閲覧。 “共通戦術装輪車(偵察戦闘型)は研究開発を終了し、制式名称を『25式偵察警戒車』と定め、令和7年度から取得を開始するものです”
- ^ 綾部 剛之 (2025年6月8日). “一挙に新型装備4種を公開! 陸上自衛隊による大規模実弾射撃演習「富士総合火力演習」レポート”. Motor-Fan (株式会社三栄) 2025年6月8日閲覧。
- ^ 乗りものニュース編集部 (2025年6月10日). “正式名を自衛隊が明らかに!「40年使ったベテラン戦闘車の後継」総火演で見られなかったアングル写真まで”. 乗りものニュース (株式会社メディア・ヴァーグ) 2025年6月10日閲覧。
- ^ “防衛力抜本的強化の進捗と予算-令和7年度予算の概要-” (PDF). 防衛省 (2024年4月2日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ 武若雅哉 (2025年6月2日). “後ろのデッカいドームは何!?「自衛隊の見慣れない戦闘車両」静岡県で激写! 総火演に降臨するか”. 乗りものニュース (株式会社メディア・ヴァーグ) 2025年6月10日閲覧。
関連項目
- 共通戦術装輪車_(偵察戦闘型)のページへのリンク