99式弾薬給弾車とは? わかりやすく解説

99式弾薬給弾車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 13:05 UTC 版)

99式弾薬給弾車

99式弾薬給弾車(きゅうきゅうしきだんやくきゅうだんしゃ)は、陸上自衛隊で使用されている弾薬給弾車である。通称「ASV」。製作は日立製作所

概要

99式自走155mmりゅう弾砲専用の給弾車輌として開発され、1999年に制式採用された[1][2]。装軌車両であり、固有の自衛兵装は有していない。73式けん引車の派生型であり、コンポーネントには共通部分がある[2]

99式自走155mmりゅう弾砲用の弾薬および装薬を積載しており、積載弾数は90発[1]。99式自走155mmりゅう弾砲の後方に配置し、ベルトコンベアを使用する事によって自動的に弾薬を補給できる[2]

計画段階では99式自走155mmりゅう弾砲1両につき本車両も1両のセットで運用される予定であったが、財政的事情により多数の調達ができないため、1対1のセット運用ではなく、部隊単位での運用になっている。

平成16年度における年間調達数は1両で、価格は約4億円である。

99式弾薬給弾車[3][4]
予算計上年度 調達数
平成12年度(2000年) 2両
平成13年度(2001年) 1両
平成14年度(2002年) 1両
平成15年度(2003年) 1両
平成16年度(2004年) 1両
平成17年度(2005年) 1両
平成18年度(2006年) 1両
平成19年度(2007年) 1両
平成20年度(2008年) 1両
平成21年度(2009年) 4両
平成22年度(2010年) 2両
平成23年度(2011年) 1両
平成31年度(2019年) 1両[5]

配備部隊・機関

陸上自衛隊富士学校

陸上自衛隊武器学校

北部方面隊

諸元・性能

脚注

  1. ^ a b c d e 自衛隊装備年鑑 2006-2007,朝雲新聞,P66, ISBN 4-7509-1027-9
  2. ^ a b c PANZER 臨時増刊 陸上自衛隊の車輌と装備2012-2013 2013年1月号,アルゴノート社,P53
  3. ^ 防衛白書の検索
  4. ^ 防衛省 予算等の概要
  5. ^ 契約に係る情報の公表(中央調達分)令和元年度随意契約(基準以上)防衛装備庁 2020年3月12日契約

参考文献

関連項目

外部リンク





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