儒教・仏教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:08 UTC 版)
百済からを中心として仏教が伝来した。百済は仏舎利のほかに僧侶、寺師、鑪盤博士、瓦博士、画工などの技術者をもたらした。百済の聖明王が欽明天皇に仏像、仏画、経典などを送り、高句麗は僧を送った。百済から倭国に経論や律師、造仏工も献じられ、新羅も倭国に対し調と仏像を献じた。こうして三国の文物は日本の飛鳥文化に影響を与えた。入朝した僧には、百済からの観勒、高句麗からの曇徴や、厩戸皇子の師になった慧慈がいた。日本から朝鮮半島に渡った僧もおり、百済で受戒して日本最初の尼僧となった善信尼や、高句麗で修行をした慧慈らがいる。高麗は仏典を収集して印刷するという国家事業を行い、高麗の精緻な仏典は有名となり、中世には大蔵経を求める日本からの使者が相次いだ。 応神天皇時代に、百済から招かれた博士の王仁が、儒教における四書の1つ『論語』をもたらしたという伝承がある。百済からの渡来人としては王辰爾も儒教の普及に貢献した。王辰爾や王仁のように「王」を姓にもつ者は、中国を出自にもつ百済人の可能性もある。
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「儒教 仏教」の例文・使い方・用例・文例
- このグループに存在する儒教的価値観を強調したい。
- 儒教の価値観が今なおほとんどすべての日本人の考え方に浸透している.
- 儒教は日本人の精神生活にはかりしれない影響を及ぼした.
- この習慣はもとは儒教からきたものだ.
- 儒教の精神を総括すれば仁義の二字になる
- に関連があるか、儒教に特有の
- 中国の哲学者で、死後、考えと格言が集められ、儒教として知られる哲学的教義の基礎になった(紀元前551年−478年頃)
- 仏教と儒教
- 儒教の政治理念において,王道という,王の仁徳によって統治する方針と,覇道という,武力によって統治する方針
- 儒教の政治理念において,王者という,仁徳によって統治する王と,覇者という,武力によって統治する王
- 儒教で,人が守るべき五つの教え
- (儒教で)人として守るべき五つの道徳
- 儒教で,人の行うべき五つの道
- 儒教において,君臣と父子と夫婦という三つの人間関係のあり方
- (儒教で重んじられる)四書
- 儒教において,人の行うべき四つの徳
- 朱子学という,儒教の学説
- 儒教の葬儀で用いる霊牌
- 儒教の道
- 儒教と道教
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