作曲(編曲)の経緯
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「2つの悲しき旋律」の記事における「作曲(編曲)の経緯」の解説
ヴィニエはノルウェーの詩人の中でもランスモール(ニーノシュク)による詩作の先駆者であった。民族的音楽の創作を志していたグリーグは、ヴィニエの詩に大きな刺激を受け、15曲の歌曲を作曲した。最初の作品は1873年に、大部分は1880年に作曲しているが、このうち12曲が『12のメロディ』作品33として、2集に分けて1880年に出版された。 歌曲集の出版と同年、グリーグは生地ベルゲンのオーケストラ「ハルモニエン」(現ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団)の指揮者に就任したが、同楽団での演奏を考えて、歌曲のうち2曲を弦楽合奏用に編曲した。同年終わり頃にグリーグ指揮の同楽団によって初演されたと考えられるが、月日などの詳細は不明である。 出版は、翌1881年にライプツィヒのペータースから行われ、友人のハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクに献呈された。なお、ピアノ独奏および連弾用にも編曲され、1887年に同社から出版されている。 なお、『12のメロディ』からは他にも1曲が、『2つのメロディ』作品53(1891年)の第1曲として弦楽合奏用に編曲されている。
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作曲(編曲)の経緯
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「抒情組曲 (グリーグ)」の記事における「作曲(編曲)の経緯」の解説
6曲からなる『抒情小曲集』第5集は1891年の作曲で、全10集に及ぶ一連の曲集の中でも最も評価が高いものである。この第5集から4曲が、1895年にニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者アントン・ザイドル(ドヴォルザークの『新世界より』の初演者として知られる)によって管弦楽用に編曲され、『ノルウェー組曲』(英: Norwegian Suite)と名付けられた。ザイドルが選んだのは原曲第2曲「ノルウェー農民の行進」、第3曲「小人の行進」、第4曲「夜想曲」、第6曲「鐘の音」である。 ザイドルの没後、ノルウェーの作曲家・指揮者でグリーグの姪の婿でもあるヨハン・ハルヴォルセンがザイドル未亡人から総譜を送ってもらい、1904年にクリスチャニア(現オスロ)の国立劇場のオーケストラで指揮した。グリーグはそのリハーサルを聴いて、自らの手で改訂したいと考え、ザイドル未亡人の承諾を得て同年に改訂を行った。もともとザイドルの編曲はグリーグに無断で行われたものだったにもかかわらず、本来必要のない改訂料まで未亡人側に支払われている。 グリーグはザイドルが編曲しなかった原曲第1曲「羊飼いの少年」を新たに編曲し、他の曲もほとんど全面的にオーケストレーションを改めた。さらに「鐘の音」については改訂作業後に組曲から割愛している。曲順も後述するように変更しており、名実ともに「グリーグ編曲」となっている。 初演については不明。楽譜は1905年にライプツィヒのペータースから出版された。 演奏時間は曲順に約5分、約2分、約4分、約3分で、計約14分である。
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作曲(改作)の経緯
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「交響的協奏曲 (プロコフィエフ)」の記事における「作曲(改作)の経緯」の解説
プロコフィエフは第二次世界大戦直後にすでに協奏曲第1番の改作を考えており、1947年12月にこの作品を蘇演したロストロポーヴィチに、改作の意思を表明している。この年から1949年にかけて『チェロ・ソナタ ハ長調』作品119を作曲した後、プロコフィエフは1951年から、古今のチェロ曲を研究しつつ、ロストロポーヴィチの協力を得て、協奏曲第1番の改作に着手した。1948年以降は病床にあったにもかかわらず、旺盛な創作意欲によって改作は進み、1952年1月に完成した(初演後にも一部改訂が行われている)。 初演は1952年2月18日、モスクワにおいて、ロストロポーヴィチのチェロ独奏、スヴャトスラフ・リヒテルの指揮とモスクワ青年交響楽団によって行われた。リヒテルが公の場でオーケストラを指揮したのは、これが生涯で唯一だった。
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