代表的な手続き型言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:17 UTC 版)
「手続き型プログラミング」の記事における「代表的な手続き型言語」の解説
現在ではほとんどの言語はマルチパラダイム化されているが、それまでの期間が比較的長かったか、手続き型が主体にされているものを挙げる。公開年は最初期ではなく普及バージョンの方に合わせている。 FORTRAN - 1958年、科学計算用。史上初の高水準言語であり手続き型言語。 COBOL - 1959年、事務処理用。構文を人間の可読性に合わせてテキスト寄りにした。 ALGOL - 1960年、汎用。制御フロー構文を初めて導入した。70年版ではモジュール機能を初めて形式化した。 PL/I - 1964年、産業マシン用。上記三言語の特徴を合わせたIBM社の大規模言語。 BASIC - 1964年、教育用。インタプリタ式のビギナー向け言語。 M言語 - 1966年、医療業務用。 Forth - 1970年、軽量インタプリタ式。逆ポーランド記法とスタック指向でコンピュータ資源を節約。 Pascal - 1970年、構造化プログラミングの模範的言語。教育向け。 C言語 - 1972年、最も普及した最人気言語。 Mesa - 1976年、モジュールを定義部分と実装部分に分離しての抽象化機能を確立した。 Modula-2 - 1978年、モジュラルプログラミングを確立した。 Ada - 1983年、米国防総省のマルチパラダイム言語。パッケージ、ジェネリクス、並行計算など。モジュールの総称化を確立した。 QuickBASIC - 1985年、構造化したBASIC。マイクロソフト社製。MS-DOS用。 Oberon - 1987年、マルチパラダイム。モジュール抽象化の発展形のインターフェース機能が導入された。 Perl - 1987年、WEBアプリケーション向け。 Visual Basic - 1991年、Windowsアプリケーション用のビギナー向け。 PHP - 1995年、WEBアプリケーション向け。 VBScript - 1996年、ActiveXなどのWEBコンポーネント向け。 Go - 2009年、オブジェクト指向から回帰して手続き型を主体にしたGoogle社の言語。 Kotlin - 2011年、オブジェクト指向と手続き型プログラミングの中間のような言語。
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