代表的な戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 14:11 UTC 版)
以下にアクセルロッドの競技会に参加した戦略の例を記す。 しっぺ返し戦略 (Tit For Tat) 初回は協調を選択し、2回目以降は前回に相手が出した手と同じ手を出す。 アクセルロッドが呼びかけて開催された戦略をリーグ戦方式で対戦させる選手権では2回優勝しているが、2004年の選手権では主人と奴隷戦略に敗れている。 逆しっぺ返し戦略 (Reverse Tit For Tat) 初回は裏切りを選択し、2回目以降は前回に相手が出した手と同じ手を出す。 堪忍袋戦略 (Tit-For-Two-Tats) 初回は協調を選択し、相手が2回連続で裏切りを選んだとき、次回に裏切りを出す。 フリードマン戦略 (Friedman) 初回は協調を選択し、相手が1回でも裏切りを選んだら、以後は最後まで裏切りを出す。 ヨッス戦略 (Joss) 初回は協調を選択し、2回目以降は相手が前回に裏切りを選んでいたら裏切りを出す。前回に協調を出していたら、90%の確率で協調を、10%の確率で裏切りを出す。 テュロック戦略 (Tullock) 最初の10回は協調を選択する。以降は、最初の10回の間に相手が協調を選んだ頻度より10%低い確率で協調を出す。 デービス戦略 (Davis) 最初の10回は協調を選択する。その間、相手が1回でも裏切りを出していれば、以降は裏切りを出す。 でたらめ戦略 (Random) 毎回、協調を出すか裏切りを出すか無作為に決める。 悪人戦略 (All-D) 常に裏切りを出す。 善人戦略 (All-C) 常に協調を出す。
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