代表的なロープマジックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 代表的なロープマジックの意味・解説 

代表的なロープマジック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 08:49 UTC 版)

ロープマジック」の記事における「代表的なロープマジック」の解説

ロープ切り 1本のロープハサミナイフなどで中ほどから切断して2本にしてそれを元通りの1本に戻すというもの。 数多く方法考案されているが、ダリエル・フィツキーは『Only 6 ways to restore a rope』(1944年)においてロープ切り方法6つ分類し、それらを組み合わせることによって独自の方法考案できるとしている。なお『Only 6 ways to restore a rope』はのちに『Rope Eternal』と名を改め日本でも高木重朗和訳によって『ロープ奇術』(力書房)として出版されたが、すでに絶版となっている。 ロープ切りにおいて、切った後のロープ元に戻る部分についても下記のように多くバリエーションがある切ったあとの2本のロープの端同士を結ぶが、結び目ロープ上を移動して外れロープは1本になる(Sliding knot切ったあとの2本のロープの端同士を結ぶが、引っ張る結び目外れロープは1本になる(Jumping knot切ったあとの切れ目を手で隠しおまじないをかけて手をどけるとロープ切れ目なくなっている 切ったあとのロープ束ね(または丸め)て、おまじないをかけてあらため調べると復活している 切ったあとのロープ投げてキャッチすると1本に戻っている(Throw Restoration) またロープ3つ(またはそれ以上)に切ってから復活させる手順考案されている。逆にハサミなどを使わずロープ切断する、というマジック存在するFinger Cut)。 3本ロープ 長いロープ中くらいロープ、短いロープ3本ロープ用いる。長さの違うはずの3本ロープ全部同じ長さになってしまう。そのあとロープ長さ元通りの長・中・短に戻したり、3本ロープつなげて1本のロープにしてしまったり色々なバリエーションがある。リチャード・サンダースが『Fiber Optics』というDVD現代的な3本ロープルーティン解説している。 リング・オン・ロープ リングロープつながった外れたりするマジック結び目を使ったマジック 結び目出現消失移動結び目ロープから外れるなど。 カラーチェンジングロープ ロープの色が変化するマジック前述結び目マジック組み合わせて結び目だけ色が変わったりすることもある。 5本ロープ 5本のロープ持っているそのうち1本を投げ捨てる。しかし気づく手元には5本のロープがある。また1本投げ捨てるいつのまに手元には5本のロープがある。これを何度も繰り返すコメディ風に演じられることが多い。 チャイニーズロープ 3本ロープそれぞれ同士結んで3本の輪をつくるがいつのまにつながってしまい、そのあと再びバラバラになってしまうマジックロープ・ミラクル 原案オランダのリンク。2本のロープをくびにかけ、端を手で揉んでいるとそこがつながる。そのあと首からロープを外すと、2本のロープが輪になってつながっている状態になっているリンキング・ロープ 長短2本のロープ用意しそれぞれ輪になるように結ぶ。2つの輪がリンキング・リングステージマジック参照)のように連結した分離したりする。 ヒンズーロープ インディアンロープと呼ばれることもある。旅行家イブン=バットゥータの『諸都市新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈り物』において、14世紀中国インド奇術師実演してたされる奇術夕暮れどきに奇術師弟子連れて登場しロープ魔法をかけるとロープが空高くに登ってゆく。ロープの端がもう見えないところまで上がってゆくとロープの上昇は止まる奇術師弟子少年ロープ登るように指示し少年ロープを登ってゆく。少年がやはり見えなくなるまで高く登ってゆくが、時間がたっても戻ってこない。そこで奇術師ロープを登ってゆく。奇術師の姿も見えなくなると、やがて少年悲鳴とともに少年バラバラになった体が空から降ってくる。 奇術師血まみれになってロープから降りてきて、少年バラバラの体に魔法をかけると少年元通りになって復活する。 以上がヒンズーロープ現象であるが、これが実際に演じられ奇術なのか、単なる創作なのか、あるいは当初はもっと単純な奇術だったのに話が継承される過程誇張されていったのか、真相定かではない。ハワード・サーストンはそのトリックを知るためにインドまで行って懸賞金をかけたがわからなかった。また、ヴィクトリア女王、ジョン・ネヴィル・マスケリンなどもこの奇術をできるものに懸賞金をかけたがだれもそれを手にしていない。ジョン・キールは、自著ジャドウ』の中で、合理的なトリック説明行っている。他にも集団催眠術説もある。 ハワード・サーストンは、屋外ではなくステージ上であるが20世紀入ってからヒンズーロープ実際に演じている。日本ではMr.マリックテレビ番組において現象一部再現している。またインド奇術師イシャム・ディーンも少年ロープ登るところまでを再現しており、2007年9月19日日本テレビの『史上最強マジックTV奇跡の宴』でその演技放送された。 この奇術似たものが、17世紀中国インド17世紀ドイツ文献でも報告されている。

※この「代表的なロープマジック」の解説は、「ロープマジック」の解説の一部です。
「代表的なロープマジック」を含む「ロープマジック」の記事については、「ロープマジック」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「代表的なロープマジック」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「代表的なロープマジック」の関連用語

代表的なロープマジックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



代表的なロープマジックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのロープマジック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS