他のメディアでのザンギエフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:49 UTC 版)
「ザンギエフ」の記事における「他のメディアでのザンギエフ」の解説
その分かりやすいキャラクター性からゲーム以外のメディアでも登場することが多く、巨漢のプロレスラーとして試合やショーに出場するシーンが目立つ。 テレビアニメ『ストリートファイターII V』ではシャドルー所属のレスラーという立場の敵役として登場し、語尾に「だべ」をつける日本の方言を使う。悪役ではあるが、手荒なことはしたくないという一面もある。 劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』では、ラスベガスの格闘ショー(シャドルー主催)でブランカと対決する。スクリューパイルドライバーを繰り出し、勝利を確信したところ逆にローリングアタック、ワイルドファング、エレクトリックサンダーの連続攻撃を受ける。 橋口隆志の漫画『ストII爆笑!!4コマギャグ外伝』では、全身を走る傷跡と胸毛がチャームポイントと自称しており、自分の肉体美に惚れ込んでいる(これに対しバルログは「美しくない…」と評した)。バイソンが入り浸っている酒屋のマスター、ダルシムの息子ダッタが呼び出したランプの精、ブランカに嘘を吹き込む警官など、様々な役でも登場する。自身を模した巨大ロボット「ザギンガーZ」も登場した。 中平正彦の漫画『さくらがんばる!』ではロシアの英雄として登場し、さくらとキャミィ2人を相手に二対一で戦う。さくらとの友情に戸惑うキャミィを諭し、リュウを探すさくらに助言をするなど人格者として描かれている。 OVA『ストリートファイターZERO - THE ANIMATION -』では格闘大会の試合中に、場外から乱入したリュウに試合の邪魔をされ、廃墟から地下へと転落する。 『ストリートファイターIV オリジナルアニメーション feat.さくら』では、さくらの対戦相手として登場しており、リングの上で激しい戦いを繰り広げる。 『ストリートファイター アート・コミックアンソロジー』の著・市川裕文の「アカイキズナ」ではメインキャラクターとして登場。突如格闘大会に乱入し、問答無用でケンに襲い掛かる。しかし、その真意はローズの依頼を受けて、シャドルーによってケンに仕込まれた悪意ある装置を解除するためのものだった。 ハリウッド映画版『ストリートファイター』ではバイソン将軍(日本国外でのベガ)の側近として登場。やや頭の弱い人物として描かれていて、ディージェイに言われるまで給料がもらえることを知らなかったり、テレビで生中継されていた爆薬を積んだ車が自分たちに突っ込んでくる様子を見てチャンネルを変えれば爆破が防げると考えたりしている。根っからの悪人ではなく最終的にガイルの味方になる。 2013年公開のディズニー映画『シュガー・ラッシュ』では、アーケードゲームの悪役キャラクターとしてベガとともに登場する。冒頭の悪役たちのグループセラピーで主人公に哲学的な語り口で「悪役は悪役にしかなれない」「今を生きるんだ」と語る。プロデューサーのクラーク・スペンサーはザンギエフを選んだ理由として、脚本家の1人が最初に登場した頃のザンギエフの悪役のイメージを主張したことと、ザンギエフもまた自分はいい奴か悪い奴かとアイデンティティに悩んでいるため、主人公に語りかけるのにうってつけの役であることを挙げている。『II』のキャラクターデザインを担当した安田朗は、「ペレストロイカ時代で開放的なキャラクターなので日本やロシアでは英雄という扱いのつもりですが、アメリカでは悪で結構だと思います。『ストII』の世界はお客さんが物語を作る世界なので」と語っている。
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