仏教・道教とは? わかりやすく解説

仏教・道教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 07:41 UTC 版)

六朝」の記事における「仏教・道教」の解説

仏教の伝来は、後漢代こととされる。但し、伝来当初は、外来宗教として受容され、なかなか浸透しなかった。六朝代になると、後漢以来神秘的傾向維持され老荘思想盛行し清談仏教教理をも取り込む形で受け入れられたことから、深く漢民族の間にも受容されるに至った。そこで重要な役割果たしたのは、仏図澄釈道安であり、道安鳩摩羅什長安への招致進言し、その仏教門弟子である廬山慧遠教団継承された。慧遠は「沙門不敬王者論」を著して覇者桓玄対抗した道教は、後漢代五斗米道に始まる。その教団三国の魏によって制圧されると、一時、その系統は表には現われなくなるが、4世紀初頭に、葛洪現われ、『抱朴子』を著わして不老不死説く道教教理体系整備した。この時代道教信徒として知られるのは、書聖王羲之である。その系統は、南朝梁時代陶弘景受け継がれ茅山派(上清派)道教教団形成された。一方北朝では、寇謙之新天師道開創され、やはりその制度面での整備が、仏教教理吸収する形で行なわれた。

※この「仏教・道教」の解説は、「六朝」の解説の一部です。
「仏教・道教」を含む「六朝」の記事については、「六朝」の概要を参照ください。

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