主要装備品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 16:12 UTC 版)
水陸両用車(AAV7) 軽装甲機動車 高機動車 1/2tトラック/73式小型トラック 1 1/2tトラック/73式中型トラック 3 1/2tトラック/73式大型トラック 20式5.56mm小銃 89式5.56mm小銃 5.56mm機関銃MINIMI 対人狙撃銃 9mm機関けん銃 84mm無反動砲 M6C-210(60mm迫撃砲) L16 81mm 迫撃砲 120mm迫撃砲 RT 中距離多目的誘導弾 戦闘装着セット(水陸一般用):チェストリグタイプや膨張式救命胴衣(水陸装着セット)等 水陸一般用背嚢(1週間程度支援なしで生活できる糧食一式を携帯) 登攀用具一式 CRRC(戦闘強襲偵察用舟艇):ラバー製ボート 水泳斥候(スカウトスィマー)用装備一式 隠密行動用戦闘装着セット 個人用暗視装置 JGVS-V8 防弾チョッキ3型(防弾チョッキ2型も合わせて運用) FASTヘルメット 訓練時に少数が確認された。 対砲レーダ装置 JTPS-P16 26中期防において水陸機動団に配備する水陸両用車52両の調達が計画された。これに先立ち2013年度、平成25年度防衛予算において性能確認や運用検証等を実施するための参考品としてAAVP7A1 RAM/RS(人員輸送型)4両が調達され、2014年(平成26年)2月20日に横浜港に到着した。平成26年度防衛予算でも参考品としてAAVC7A1 RAM/RS(指揮通信型)とAAVR7A1 RAM/RS(回収型)が1両ずつ調達された。2014年(平成26年)12月2日、防衛省は翌2015年度、平成27年度概算要求に計上した陸上自衛隊の水陸両用車の車種をAAV7A1 RAM/RSに決定した。最終的に水陸両用車(AAV7)は人員輸送型46両、指揮通信型6両、回収型6両の計58両が調達され、参考品扱いだった車両も含め水陸機動団に集中配備された。 また、特科の火器については、輸送性等の都合から第1空挺団の空挺特科大隊同様、120mm迫撃砲RTを装備する。このほか、水陸機動連隊にも通常の普通科連隊同様に81mm迫撃砲が配備されているほか、水陸機動連隊・戦闘上陸大隊に個人操作が可能な60mm迫撃砲も導入された。 おおすみ型輸送艦に対し水陸両用戦機能を強化すべく大規模な改修も進め、いずも型ヘリコプター護衛艦の司令部機能を強化する。他にも、最新鋭の強襲揚陸艦を導入することも検討されている。 これ以外に駐屯地施設として水陸機動団の有力候補駐屯地である相浦駐屯地には、不時着水したヘリコプターから緊急脱出するための訓練施設と水路潜入用の訓練施設の整備が認められる。両施設は2年から3年かけて整備される予定。 制服は2018年(平成30年)3月27日から導入された『16式常装』が優先して配布されている。 水陸機動団創設を支援するためアメリカ海兵隊から派遣されていたグラント・ニューシャム元大佐によれば、「自衛隊は既に水陸両用戦に必要なハードウェアの8割を保有しており、ソフトウェアについては必要なノウハウの20の内、米国から5つ程度が提供されており、これを発展させるべく系統的な教育努力が必要であるとされ、南西諸島の本格的な防衛にはさらに海軍力・空軍力とを連携する必要があり、強襲揚陸艦や垂直離着陸が可能な戦闘機も必要である」と指摘された。 編成式において初代団長の青木伸一陸将補は、「現時点では能力が完全ではなくさらに訓練が必要である」との認識を示している。
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