中部方面特科隊とは? わかりやすく解説

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中部方面特科隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 03:46 UTC 版)

中部方面特科隊
創設 2018年(平成30年)3月27日[1]
廃止 2024年(令和6年)3月20日
所属政体 日本
所属組織 陸上自衛隊
編制単位
兵科 野戦特科
所在地 愛媛県 松山市
編成地 松山
上級単位 中部方面隊(平時は14旅団に隷属)
担当地域 愛媛県(宇和島地域除く)
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中部方面特科隊(ちゅうぶほうめんとっかたい、JGSDF Middle Army Artillery Unit)とは、陸上自衛隊松山駐屯地愛媛県松山市)に駐屯していた中部方面隊直轄の野戦特科部隊で2024年(令和6年)3月20日に廃止され中部方面特科連隊第4特科大隊に改編された。

概要

中部方面特科隊は、第14旅団の機動旅団改編に伴い、松山駐屯地に所在する第14特科隊(旧:第2混成団特科大隊)の後身として編成された。新編当初から平時第14旅団に隷属、有事の際に方面総監への直属という、特殊運用がとられていた(西部方面対舟艇対戦車隊と同様の運用)が、31中期防および防衛力整備計画 (2023)に基づき、2024年(令和6年)3月に中部方面隊に存在する他の師・旅団の特科連隊および特科隊を集約した「中部方面特科連隊」の一部として改組され、6年の歴史に幕を下ろした[2]

隊の編成は、他の方面特科隊が、団または団に準ずる隊編成(甲)をとるのに対し、当部隊はそれらよりも小さい師団・旅団特科隊に準じた隊編成(丙)であり、本部管理中隊、3個射撃中隊により編成されていた。特科隊長は1等陸佐(三)が充てられ松山駐屯地司令を兼ねていた。

沿革

廃止時の部隊編成

  • 中部方面特科隊本部
  • 本部管理中隊「中方特-本」:対砲レーダ装置 JTPS-P16、気象測定装置 JMMQ-M5
  • 第1射撃中隊「中方特-1」:155mmりゅう弾砲 FH70中砲けん引車
  • 第2射撃中隊「中方特-2」:155mmりゅう弾砲 FH70、中砲けん引車
  • 第3射撃中隊「中方特-3」:155mmりゅう弾砲 FH70、中砲けん引車

整備支援部隊

歴代隊長

歴代の中部方面特科隊長
(1等陸佐・松山駐屯地司令兼補)
氏名 在職期間 前職 後職
01 内野敏紀 2018年03月27日 - 2019年12月19日 第14特科隊長
兼 松山駐屯地司令
陸上自衛隊九州補給処総務部長
02 服部真之介 2019年12月20日 - 2022年12月22日 陸上総隊司令部日米共同部勤務 陸上総隊司令部日米共同部
日米調整官
細川香宣 2022年12月23日 - 2024年03月20日 陸上自衛隊教育訓練研究本部 防衛大学校

主要装備品

警備隊区

以上出典[4]

脚注

  1. ^ 防衛省人事発令(2018年3月27日:1佐人事)
  2. ^ リクジの超個性的部隊のすべて(9)「西部方面特科隊」「東北方面特科隊」「中部方面特科隊」(軍事研究2021年4月号)において「中部方面特科連隊」に改組予定との記載が確認できる
  3. ^ “松山駐屯地、部隊再編へ隊員が決意新た 記念行事で看板やシンボルマークお披露目(愛媛)”. 愛媛新聞. (2024年3月19日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news202403190356 2024年3月21日閲覧。 
  4. ^ 陸上自衛隊 松山駐屯地 駐屯部隊”. 陸上自衛隊松山駐屯地. 2018年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月1日閲覧。

関連項目

外部リンク




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