特科団・方面特科隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:50 UTC 版)
特科団および方面特科隊は地対艦ミサイル連隊、方面特科連隊、特科群および直属する独立特科大隊を基幹とし、情報中隊に音響観測等を拡充した観測中隊(第303観測中隊は特科教導隊に隷属)1個と本部中隊をもって編成している。群隷下の独立特科大隊は師団・旅団火砲よりも重火力の火砲をもって方面全般の射撃支援を担う射撃大隊であり、必要に応じ、師団旅団の特科(連)隊、戦闘団を増強する予備戦力として運用する。独立特科大隊は高射火器を装備する大隊を含めて33個大隊が日本各地で編成されたが、特科群等に編合され北方・東北方・西方のみの配置となっている。 第4師団・第8師団、第6師団・第9師団、および第14旅団は重武装である特科火力(FH-70)を方面隊直轄運用として再編成し、西部方面特科連隊・東北方面特科連隊・中部方面特科隊として編成している。編成は師団・旅団の特科(連)隊と同様の編成。西部方面特科連隊については西部方面特科隊、東北方面特科連隊については東北方面特科隊に、中部方面特科隊については第14旅団に隷属している。 特科群 特科群は、第1特科団に2個の計2個が編成され、本部中隊と数個の独立特科大隊を基幹として編成されている。特科群は、4個が編成されたが第1特科団に編合された第1特科群、第4特科群以外は、方面特科隊に改編され廃止された。第2特科群は東北方面特科隊へ、第3特科群は西部方面特科隊へ地対艦ミサイル連隊を編合し、増強改編された。
※この「特科団・方面特科隊」の解説は、「砲兵」の解説の一部です。
「特科団・方面特科隊」を含む「砲兵」の記事については、「砲兵」の概要を参照ください。
- 特科団・方面特科隊のページへのリンク