上沼垂運転区所属グレードアップ改造車
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「国鉄485系電車」の記事における「上沼垂運転区所属グレードアップ改造車」の解説
グレードアップ改造施工車画像は勝田転属・塗装変更後 改造車組込の新潟T14編成客室窓の大きい車両が該当 JR東日本が日本海縦貫線運用に充当していた上沼垂運転区(現・新潟車両センター)所属の9両編成であるT1 - T8編成へ1988年12月から1990年12月に施工した主に内装をデラックス化する改造工事である。内容は1987年から施工された松本運転所(現・松本車両センター)所属の「あずさ」充当用183系1000番台グレードアップ車に準した以下で解説するものである。 外部塗装を白地に緑と青の帯を配する上沼垂色へ変更 普通車座席を背面テーブル付R55型リクライニングシートへ交換 大阪方1 - 3・5・6号車の普通車指定席はシートピッチを970 mmへ拡大し定員4名減 新潟方7 - 9号車の普通車自由席はシートピッチ910 mmのままアコモデーション改善を実施 4号車に組成されるサロ481形グリーン車はシートピッチをそのままにC席を独立させた1+2配置の3列式とし従来より座面横幅の広いシートへの交換により定員36名に変更 指定席車両は座席部分の床を70 mm嵩上げしてセミハイデッキ化ならびに窓を上方へ拡大し内窓カバーパネル(窓キセ)をFRP製に変更 荷棚を読書灯付の物に交換 仕切ドアを自動ドアに改造し上部にデジタル時計と案内表示器を設置 百円硬貨専用→テレホンカード式の公衆電話を新設 洗面所をリニューアル 該当車の車両番号ならびに編成組成は#新潟車両センター〈新ニイ〉を参照のこと。 1998年の運用減ならびに3000番台R編成落成により自由席に組成されていた初期型・中期型MM'ユニットならびにクハ481形ボンネット車と753が運用を外れ8編成→5編成に縮小、さらに2001年3月3日ダイヤ改正で9両編成としての運用が終了し廃車となった車両を除き以下の編成に組成された。 T19編成→勝田車両センターK60編成 T22編成→T21編成MM'ユニットと6両で長野総合車両センターへ転出しジョイフルトレイン「彩(いろどり)」へ改造 MM'ユニット3組:新潟残留でそれぞれT14・T16・T17編成に組成され定期運用終了する2015年まで充当。 また上沼垂色は、後に同センター配置車両のうちジョイフルトレイン・3000番台車・国鉄色車を除いた車両へ施工し、所属車の標準色ともいえる形で採用された。
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