一酸化炭素とは? わかりやすく解説

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一酸化炭素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 15:37 UTC 版)

一酸化炭素
識別情報
CAS登録番号 630-08-0 
PubChem 281
ChemSpider 275
EC番号 211-128-3
国連/北米番号 1016
KEGG D09706
RTECS番号 FG3500000
特性
化学式 CO
モル質量 28.010 g/mol
外観 無色気体
密度 0.789 g/mL, 液体
1.250 g/L at 0 ℃, 1 atm
1.145 g/L at 25 ℃, 1 atm
融点

-205 ℃ (68 K,-337°F)

沸点

-192 ℃ (81 K,313.6°F)

への溶解度 0.0026 g/100 mL (20 ℃)
双極子モーメント 0.112 D
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 0023
EU分類 非常に強い可燃性 (F+)
Repr. Cat. 1
有毒 (T)
EU Index 006-001-00-2
NFPA 704
4
4
0
Rフレーズ R61, R12, R23, R48/23
Sフレーズ S53, S45
引火点 可燃性気体
関連する物質
関連する炭素酸化物 二酸化炭素
亜酸化炭素
一酸化二炭素
三酸化炭素
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一酸化炭素(いっさんかたんそ、carbon monoxide)は、炭素酸化物の一種であり、常温・常圧で無色・無臭・可燃性の気体である。一酸化炭素中毒の原因となる。化学式は CO と表される。Carbon oxide、Carbonic oxideと表記されることもある[1]

性質

炭素や、それを含む有機物燃焼すると二酸化炭素が発生するが、酸素の供給が不充分な環境で燃焼(不完全燃焼)が起こると一酸化炭素が発生する。さらに高温あるいは触媒存在下では C と CO2 とに分解(不均化)し、一酸化炭素自身も酸素の存在下で青い炎を上げて燃焼する。

一酸化炭素の共鳴式

上のような3つの共鳴構造を持つ。だが三重結合性が強い[5]ため、電気陰性度がC<Oであるにもかかわらず、炭素原子上に負電荷が乗った一番左の構造の寄与が大きい。全体として電子は炭素原子側に偏り、双極子モーメントは0.122 Dとなる[6]。また、σ軌道は71%、π軌道は77%酸素原子側に分極している[5]

基底状態一重項状態なので不対電子はない[7]

製法

工業的には 800 ℃ 以上(普通は 1,000 ℃ 程度)に加熱したコークス水蒸気)を反応させて作られる水性ガスから得られる。その反応は、

一酸化炭素中毒に罹患した場合の影響を描いた図。英語版。

一酸化炭素中毒に罹患した場合の症状は右記の図を参照のこと。

合成化学での用途

一酸化炭素はC1化学の分野において、重要な原料化合物である。また、有機化学においてはカルボニル基の原料として、無機化学においては配位子として、一酸化炭素の応用範囲は広い。

例えば、ハロゲン化アリール(芳香族ハロゲン化物)にパラジウムなどの遷移金属触媒と求核剤を加えてクロスカップリングさせる際、一酸化炭素を共存させるとカルボニル基の挿入が起こる。

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