一般タイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 23:02 UTC 版)
国産の一般タイプは、いすゞ自動車製の大型スーパーハイデッカーが中心で(いすゞ自動車が大株主のため)、スーパーハイデッカーの一部と車椅子リフト車、後述するハイブリッド車で日野自動車製が加わる。過去には三菱ふそう製・日産ディーゼル製の車両も保有していたが、ふそう車は定期観光用のエアロキングで再度登場した。他社のようなハイデッカー車は車椅子リフト車とハイブリッド車にとどまっており、車両のレベルは全体的に高い。多くは補助席付き55人乗りタイプであるが(貸切車については「ポップス(Pops)」の愛称あり)、いすゞ・ガーラ(初代)をベースとして、自社主催ツアー向けの「フォルテシモ」(現在は引退)・「ピアニシモ」と称する、3列席を備える2タイプの高級観光バスも保有していた。 なお、2代目セレガ&ガーラ登場以前のスーパーハイデッカーは富士重工業製の車体を中心に架装したため、フロントウィンドウは上下2枚窓タイプを採用していた。少人数貸切向けの9mクラスの車両は2005年頃から一時中断していたが、2013年に三菱ふそう・エアロエース ショートタイプMMが加わっている。また、2011年頃までは上高地仕様と称する全長11mクラスの短尺車を、1960年代にはマイクロバスも保有していた。 2002年4月に初代「ピアニシモ」が登場し、化粧室付きの「ピアニシモII」に移行。2014年4月、座席数24席と化粧室、車両安全装置を備えた「ピアニシモIII」まで進化。さらに、2015年4月にNew Colorの「Sapphire」が新たに登場したことで「Platinum」「Gold」と併せ、はとバス最上級バス「HATOBUS SELECTION」として3カラー構成が整った。 2008年6月には創立60周年記念事業の一環として日野・セレガハイブリッドを導入、同年7月19日より都内の定期観光バスに就役している。セレガハイブリッドは2010年、2012年から2017年にも追加されて延べ21台を導入、2014年はツアー専用車「レガート」仕様で導入された。 2014年の「ピアニシモIII」導入に併せて横4列・トイレ付き36人乗りのツアー専用車「レガート」も導入された。 車椅子リフト付き車両は2020年に初めて導入されている。 はとバス 2003年1月(写真の車体形状の車両は廃車) 富士HD-II-日野ブルーリボン(50周年記念ロゴ入り、廃車) 定期観光55周年記念復刻色(廃車) 富士7S-いすゞスーパークルーザー 富士7S-いすゞスーパークルーザー(50周年記念ロゴ入り) 富士7S-いすゞスーパークルーザー 1990年代後半-2000年代の主力車 いすゞ・ガーラ(GHD:グレースハイデッカー) 2006年からの貸切車「ポップスII」(セレガSHD) 貸切車「ポップスII」(ガーラSHD) 創立60周年記念装飾(現在は終了) ツアー専用車「ピアニシモ」(ガーラGHD、のちにピアニシモIIに改修) ツアー専用車「ピアニシモII」(ガーラGHD) ツアー専用車「フォルテシモ」(ガーラGHD) 上高地向けハイデッカー(ガーラHD:廃車) 中型車(セレガFC:廃車) 中型車(エアロエースMM:廃車) セレガハイブリッド(2008年バージョン:RU1ASAR) セレガハイブリッド(2013年バージョン:RU1ASBR) セレガハイブリッド(2014年バージョン:RU1ASBR)ツアー専用車「レガート」仕様 ツアー専用車「ピアニシモIII」(ガーラSHD) ツアー専用車「レガート」(ガーラSHD)
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