ヴェルザの一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:02 UTC 版)
「鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女」の記事における「ヴェルザの一族」の解説
ヴァルドラのやや北方、ブルックス山脈の麓に小さな集落がある。ここに集まる人間はヴァルドラに伝わる「伝承の魔女」の末裔と言われていて、ヴァルドラの人々は彼らのことをヴェルザの民と呼んでいる。彼らは自らの体のどこかに“印”を刻むことで、通常の人間では持ち得ない力を持つことができ、彼らはヴェルザを神と崇め信仰し、神の復活を目的としている。 しかし、その力を手に入れようと、権力者からはたびたび狙われ、生活を脅かされてきた。一族はずっと自分達が平和に暮らせる道を探し続けている。 ヴェルザ 声 - 玉川紗己子 一族達は彼女のことを「神」と崇め、自分達はその子孫だと主張している。「伝説の魔女」と伝えられている。光の印を持っており、生前は傷ついたり病んだ人々を癒してきた気高く心優しい女性で、聖母のような存在だった。ある王国の王にその力を狙われ夫の裏切りによって娘ともども捕まり拷問の末娘を殺されてしまう。その後弟子に助けられ街に戻るも王の報復を恐れた民衆にも見捨てられ全てに絶望し秘術によって自分の魂を赤い石に封じ込め弟子の体を乗っ取り王を始め自分を裏切った多くの人達を殺した後封印された。後にゼルギウスによってソフィの肉体で復活を果たすも、エド達によって「終末の祈り」を阻止されソフィの肉体から分離する。分離した後に生前の姿に戻り異形の姿で怒りと憎しみのままに破壊を行なったが、ソフィの涙ながらの説得によって憎しみから解放され、元の優しい顔で天に消えていった。 ゼルギウス 声 - 中井和哉 ヴェルザの一族を束ねる四神官のリーダー。通称「煉獄のゼルギウス」。炎を操る能力を持ち、ロイをも圧倒する戦闘力を見せつける。進行してきた軍に対抗する力を手に入れるべく、神であるヴェルザを復活させようと暗躍する。ヴィクトールとは師弟関係にあり、彼の裏切りに大きなショックを受けた。目的の為には同胞の死すら厭わない冷酷な一面を持つ。マスタングとの戦いの中、ヴェルザの消滅を知ると自身の存在価値がなくなったと語り、自身に炎を放ち自害した。 ジャニス 声 - 堀江由衣 ヴェルザの一族を束ねる四神官の一人。通称「疾風のジャニス」。風を操る能力を持ち、空中を華麗に舞い、カマイタチや稲妻で敵を攻撃する。自身を「一族で一番カワイイ」と称する通り容姿は可愛らしいが、性格は高慢。ひとたびキレると豹変し、恐ろしい本性を現す。ゼルギウスを熱愛しており、彼の心を自分に振り向かせる為に行動するが、ゼルギウスにとっては彼女も手駒の一つに過ぎない。エドとの戦いで印の力を使い果たし、ゼルギウスのことを想いながら消滅した。 レオニード 声 - 石田彰 ヴェルザの一族を束ねる四神官の一人。通称「氷塵のレオニード」。氷を自在に操る“絶対零度の防護幕”により、飛来する銃弾を凍らせて落とすことすら可能。美形だが性格は歪んでおり、ナルシストの上、オカマっぽい口調が特徴的。醜い容姿のゴドーには見下したような態度を取るが、仲間としての愛情は持っている。ソフィによって一族の“印”を消すことが可能だと知らされた彼はゼルギウスのやり方に疑問を抱くが後でやってきたクレイギンによって射殺される。 ゴドー 声 - 西凛太朗 ヴェルザの一族を束ねる四神官の一人。通称「地裂のゴドー」。4メートルを超える巨大な体躯と“印”の力で強化された強大な腕力を生かした攻撃を得意とする。その馬鹿力は驚異的で、アームストロングを凌駕し、地面すらも隆起させる。知性はほとんど持ち合わせていないためか、まともな会話をすることもできず、唸り声や雄叫びで感情を表現するが、ジャニスの命令には従順に従う。エドとの戦いで印の力を使い果たし体が燃え尽きて消滅した。
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