ルミアウラ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:50 UTC 版)
この物語の舞台となる「ルミアウラ王国」は地球の北極圏に位置する小国で、人口は30万人ほどである。日本からルミアウラへの渡航は飛行機と列車を使って40時間ほどかかる。亜寒帯の気候に属し、一年を通して雪が降り続けている。そのため夏が極度に短く、その間は白夜となる。また、時折オーロラも観測される。国の歴史は5000年以上と古く、初代の女王・エカテリーナは魔女だったという言い伝えが信じられている。 木材の生産が主な収入であるものの十分な財源とはなっておらず、王族の姫君たちが諸外国の有力者に嫁ぐことによって国を支えている。国の建築物は木造が主流で暖房の手段もガス、石油、電気より薪が使われることが多い。寒冷な気候のため水がすぐに凍り付いてしまうため、水道管は整備されていない。日本のように入浴時に湯船に浸かる習慣はなく、サウナ風呂が一般的である。 登場人物名はヴィクトリア(Victoria)、マリー(Marie)、ダイアナ(Diana)など英米系の名が多いが国の使用言語はルミアウラ語である。ルミアウラ語の表記にはラテン文字ではなくギリシア文字が使用される。 光と四姉妹は「ハイシュベント学園」という5年制で各学年5クラスの学園に通っている。光とヴィクトリアは3年生、マリーは4年生、ダイアナは2年生、グレースは1年生。ゲーム公式サイトのキャラクター紹介で四姉妹が着ているのは学園の女生徒用制服である。ハイシュベントとは古代ルミアウラ語で「日の当たる場所」の意味。日本と違いこの国には教職で生計を立てている者はおらず、学校の教師たちはそれぞれ別の本職をもちながら無償で教鞭を振るっている。そのため各教育機関では午前中しか授業が実施されない。学校には入学試験などはなく、ルミアウラ国民である限り希望すれば誰でも入学できる。しかし教育の普及率は低く、全体の3割程度しか通っていない。 警察や軍隊に当たる組織は存在せず騎士団がその役割を担っている。毎週日曜日は休息日とされ、城に勤務する騎士団など一部を除き全ての労働が休止される。しかしルミアウラは非常に治安が良い国であり戦争や凶悪犯罪などとは無縁であるため、騎士団が出動しなければならないような場合は少ない。 ルミアウラは建国当時非常に人口が少なかったため近親婚が当然のように行われており、現在でも兄妹同士で結婚することができる。
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