リバーサイドの殺人とは? わかりやすく解説

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リバーサイドの殺人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:19 UTC 版)

ゾディアック事件」の記事における「リバーサイドの殺人」の解説

1966年10月30日リバーサイド市立大学英語版)に在籍していた18歳学生シェリ・ジョー・ベイツ (英: Cheri Jo Bates) は、キャンパス内の図書館別館で夜を過ごし午後9時に閉館するまでその場所に居た午後10時30分ごろに近隣住民悲鳴聞いたという。翌朝ベイツ遺体図書館から少し離れた場所で発見された。発見現場キャンパス改築取り壊し予定されていた2軒の使われていない建物挟まれていた場所だった。ベイツフォルクスワーゲンディストリビュータキャップワイヤー引き抜かれていた。ベイツ残忍に殴打され刃物刺され死に至った現場近くで、男物タイメックス腕時計リストバンド裂けた状態で発見された。腕時計12時24分で止まっていた。しかし、警察それよりもかなり早い時間犯行が行われたと考えている。 1か月後の11月29日警察新聞社のリバーサイド・プレス・エンタープライズ(英語版)社にタイプライター書かれ手紙届いた手紙の内容はほぼ同じで、"The Confession" (日本語: 告白) と題されていた。手紙には、自分ベイツ殺害犯人であると書かれており、犯行について詳細にわたって記述されていた。一般に公開されていない情報含まれていた。手紙には、書き手ベイツ殺害だけでなく他にも殺人犯すつもりでいるとも書かれていた。同年12月リバーサイド市立大学図書館にあるの裏側に詩が彫り込んであることが判明した。詩は"Sick of living/unwilling to die"と題されており、詩の言葉遣い筆跡ゾディアックの手紙のそれと類似していた。詩には"rh"と署名されており、イニシャル思われた。1970年捜査の際に、カリフォルニア州主席筆跡鑑定調査官であるシャーウッド・モリル (英: Sherwood Morrill) は、詩はゾディアック書いたものだと考えているという見解示したベイツ殺害からちょうど6か月後の1967年4月30日ベイツの父のジョセフ (英: Joseph)、プレス・エンタープライズ社、リバーサイド警察元にほぼ同じ内容の手紙が届いた。プレス・エンタープライズ社と警察届いた手紙には、殴り書きで"Bates had to die there will be more" (直訳すると「ベイツは死ななければならなかったまた起こるだろう」) と書かれていた。手紙下部には小さなZの文字のようなものが走り書き書かれていた。ジョセフ・ベイツに届いた手紙には、"She had to die there will be more" (直訳すると「彼女は死ななければならなかったまた起こるだろう」) と書かれており、このときはZの署名はなかった。2021年8月リバーサイド警察署未解決殺人事件部は、2016年手紙送り主匿名警察接触し2020年DNA鑑定身元判明した公表した手紙送り主は、手紙不愉快な悪戯だったと認めて謝罪し10代少年だったころに注目を集めるために手紙書いた説明した警察手紙送り主ゾディアックではないことを確認したエイブリーゾディアック事件ベイツ殺害事件関連付ける記事書いてから5か月後の1971年3月13日ロサンゼルス・タイムズゾディアックからの手紙が届いた手紙の中で、ゾディアック自分ベイツ殺害犯人であることに気が付いた警察働き評価したが、エイブリーの名はなかった。また、他にも殺人事件起こしていたことを仄めかしたベイツ殺害事件ゾディアック事件と関係があるのかは未確定のままである。ポール・エイブリーとリバーサイド警察は、ベイツ殺害ゾディアックによる犯行ではないという意見変えていない。しかし、ゾディアック称する人物ベイツ殺害認めた手紙一部は、ゾディアック本人ベイツ殺害したと嘘をついて書いた可能性があることは認めた

※この「リバーサイドの殺人」の解説は、「ゾディアック事件」の解説の一部です。
「リバーサイドの殺人」を含む「ゾディアック事件」の記事については、「ゾディアック事件」の概要を参照ください。

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