ラジオ体操第2
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1952年制定、同年6月16日放送開始。現在の体操は3代目。 初代:1932年7月21日 - 1946年4月13日 (1945年8月15日 -8月22日は放送中止)『若鮎』 作曲:堀内敬三 『ホーエンフリートベルク行進曲』 作曲者不詳(伝説ではフリードリヒ2世) 体操は以下の11科目からなる 腕を前に振り膝を屈伸する運動 腕を前より横に開く運動 腕を横斜め上に振り胸を後ろにまげる運動 腕および体を横にまわす運動 腕を横にあげ体を横にまげる運動 腕を横斜め上に振り股(もも)を前にあげる運動 腕を上に振り体を前にまげる運動 腕を腋下にまげ体を横にまげる運動 腕を横に振り体を横にまわす運動 腕を前に振り膝を屈伸する運動 腕を漸次高く上に振りあげる運動 2代目:1946年4月14日 - 1947年8月31日作曲:深海善次 ヘ長調 振付:石井漠舞踊研究所 2代目第2はワルツのリズムによる女性的な動きが特色。2代目ラジオ体操の中でも特に動きの難解さと流れるようなリズムについていけないことが指摘され、短期間で放送が終了した。 体操は以下の9科目からなる (*準備・用意)体の前まげと横振りの運動 腕の横まわしの運動 腕の打ち上げと体の捻転の運動 体を横にまげる運動 腕を8の字にまわす運動(*続いて用意) 体の前まげと横振りの運動(*第1運動に同じ) 両足で跳躍する運動 体を前と後ろにまげる運動 3代目:1952年6月16日 -作曲:團伊玖磨 イ長調 職場向けとして制定。体をきたえ、筋力を強化することにポイントを置いている。ややテンポの速いメロディで、第1より運動量が多い。主に小学校高学年から高等学校、青壮年の間で使われている。妊娠中の女性や高齢者、小学校低中学年の児童らにとってはやや運動強度が強く、また職務や行事などのプログラム進行においては取れる時間に制約があることなどから、ラジオ体操第1のみを行うことも多い。 最大の特徴には、「腕とあしをまげのばす運動」に見られるような、ボディビルダーを連想させる独特のポージングが挙げられる。跳躍動作も多く取り入れられており、全体的には第1体操を踏襲しつつもより複雑な動作で構成されている。 体操は以下の13科目からなる 全身をゆする運動 腕とあしをまげのばす運動 腕を前から開き、まわす運動 胸をそらす運動 からだを横にまげる運動 からだを前後にまげる運動 からだをねじる運動 片あしとびとかけ足あしぶみ運動 からだをねじりそらせて斜め下にまげる運動 からだを倒す運動 両あしでとぶ運動 腕を振ってあしをまげのばす運動 深呼吸の運動
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