モハ62形・クハ66形とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > モハ62形・クハ66形の意味・解説 

モハ62形・クハ66形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 20:00 UTC 版)

国鉄72系電車」の記事における「モハ62形・クハ66形」の解説

1974年身延線向けに3ドアセミクロスシート車としたアコモデーション改造車鷹取工場 (TT) 、長野工場 (NN) 、郡山工場 (KY) で製作されている。 制御車クハ66形中間電動車モハ62形から成る4両編成3本・計12両が製作された。車体構造当時増備中だった115系300番台酷似しており、貫通高運転台・1,300mm両開きドア・ユニットサッシを備え、新性能近郊形電車とほぼ同等のものとなった車体塗装青15号クリーム1号ツートンカラースカ色)となり、塗り分け113系のものと同様とされた。ただし冷房装置および側面行先表示器準備工事はなされていない種車72系より流用した側面垂直な台枠に、近郊タイプの裾絞り幅広車体架装したことで、台枠裾部の外板折り曲げた独特の外観特徴である。 身延線狭小限界トンネル対応するため、モハ62形パンタグラフ部分屋根低くし、パンタグラフ折りたたみ時の高さを下げている。クハ66形には改造時に500リットル水タンクトイレ設置されており、前面は旧形車との併結運転を考慮して旧形国電用のものを装備している。寒冷地での運転を考慮して暖房強化しドアエンジンは半自動対応とされ、115系同様扉に取っ手備え付ける改造際し補助電源装置113系電車冷房改造発生した交流20kVAのMG換装して電源交流化と容量強化図っており、室内は新性能同様の交流蛍光灯とされている。補助電源装置換装により、低圧補助電源従来の旧形車と異な交流となったため、62系4両編成中間従来の旧形車を混結することはできなくなった編成前後併結することは可能)。なお、一部文献では「外板標準より薄かったため短命に終わった」との説を挙げるものがあるが、実物作業用工作図面では標準もしくはそれより厚い2.3mm鋼板使用していることが明記されている。 本グループ種車としては、72系新製車モハ72500番台クハ79300番台)のほか、63系編入車(クモハ73形0番台クハ79100番台)が含まれており、番台により区分されている。番号の新旧対照次のとおりである。 モハ62000 ← クモハ73012 TT モハ62001 ← クモハ73172 TT モハ62500 ← モハ72533 TT モハ62501 ← モハ72569 TT モハ62502 ← モハ72576 KY モハ62503 ← モハ72632 KY クハ66000 ← クハ79236 TT クハ66001 ← クハ79186 TT クハ66002 ← クモハ73118 NN クハ66300 ← クハ79373 TT クハ66301 ← クハ79423 TT クハ66303 ← クハ79439 NNグループ1981年身延線性能化(115系2000番台投入)による戦前形電車全廃後もしばらく運用されたが、1984年運用離脱し1986年までに全車廃車となった廃車後佐久間レールパーク運転シミュレータとしてクハ66002の先頭部利用されていたが、同館の移転先であるリニア・鉄道館では利用されていない

※この「モハ62形・クハ66形」の解説は、「国鉄72系電車」の解説の一部です。
「モハ62形・クハ66形」を含む「国鉄72系電車」の記事については、「国鉄72系電車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「モハ62形・クハ66形」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「モハ62形・クハ66形」の関連用語

モハ62形・クハ66形のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



モハ62形・クハ66形のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄72系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS