メック / M.E.C.H.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 14:08 UTC 版)
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」の記事における「メック / M.E.C.H.」の解説
地球人で構成された悪の秘密結社。世界征服を目論み、その為の技術力の向上に暗躍している。政府からはテロリストとして危険視されており各地でテロ活動を行なっている。 トランスフォーマーとの邂逅以降、人間とロボットを融合させたロボットの軍隊を作り出す「キメラ計画」を推進。その過程で第16話でウォーブレークダウンを拉致・解体しようとしたり、第30話でバンブルビー、第31話でスタースクリームのトランスフォームコグを強奪、第35話で人造トランスフォーマーであるネメシスプライムを開発するといった活動を行なってきた。しかし第45話でサイラスブレークダウンと化したサイラスにより構成員が一掃され壊滅した。 戦闘員は目出し帽にウェットスーツという統一された戦闘服を着ており、武装ヘリや武装スポーツカー、高圧電流を放つスタンガンなどを使用する。また目的の為にエアラクニッドやスタースクリームと結託する場面もある。痕跡を残さない手口から謎の多い組織であるが、ファウラーからは構成員の多くは現役の特殊部隊員であると推測されていた。 サイラス / Silas 声 - 石塚運昇 / クランシー・ブラウン 秘密結社メックの司令官である指導者。本名リーランド・ビショップ。屈強な白髪の男で、顔面に大きな傷跡がある。軍の特殊部隊出身で本来の階級は大佐。身体能力も高い。「科学力による地球征服」を標榜し、目的のためには人命をも犠牲にする冷血漢で、オプティマスプライムからも危険視されている(彼曰く「かつて戦争を引き起こしたメガトロンと同じ思想を持っている」)。 性格は冷静沈着。ただし図に乗りやすいところがあり、その油断を突かれてジャックやファウラーに出し抜かれた事もある。 第34話でキメラ計画の末、ネメシスプライムを作り出す。自身による操縦の上でオートボットを追い詰めたものの、オプティマスプライムによって倒され落下するネメシスプライムの下敷きとなった。辛うじて一命は取り留めたが、内臓を酷く損傷し昏睡状態に陥る事になった。しかし第45話でウォーブレークダウンのボディに体の一部が移植されたことでトランスフォーマーサイラスブレークダウンとして復活を果たす。 メックを見限り殲滅すると、かつて自身も開発に関係していた衛星兵器「ダモクレス」を政府から強奪し、それを手土産にディセプティコンへ加入しようとした。実戦投入されたダモクレスにハッキングしたラフたちを抹殺しに向かったが、バルクヘッドとスモークスクリーンの妨害を受けて失敗し、ダモクレスも姿勢制御システムをラフに奪われて撃墜されてしまう。その後メガトロンから用済みと見なされ、かつて自身がトランスフォーマーたちに対して行ってきたように、ディセプティコンの実験材料にされてしまった。 その後の顛末は不明だったが、シーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』第8話(第60話)にてメディックノックアウトによって合成エネルゴンの実験材料にされていたことが判明した。合成エネルゴンが引き起こす凶暴性に目をつけたスタースクリームの提案によってダークエネルゴンを注射され昏倒、テラーコン化し、合成エネルゴンが混合したことでダークエネルゴンを介したメガトロンの支配すら受け付けず、ただひたすらにエネルゴンを求めて徘徊するクリーチャーに変貌。艦内のビーコン兵を虐殺、テラーコン化させていった。そしてエネルゴンを求めてエアラクニッドのステイシスポッドを解放し襲い掛かるが、交戦の末にエアラクニッドによって止めを刺され、苦しみから解放されたことを感謝しながら息絶え、遺体はどうなったかは不明になっている。 日本語版での一人称は「私」で、冷酷な口調で喋る。
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