必需品
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経済学において、必需品(ひつじゅひん、necessity good または necessary good)とは、需要の所得弾力性が1未満の財のこと[1]。
概要
必需品は上級財の一種である。必需財は、消費者が所得水準の変化にかかわらず購入する財やサービスであり、そのためこれらの財は所得変化に対して比較的鈍感である[2]。他の上級財と同様、所得が増加すれば需要も増加するが、必需品における増加は所得の増加に対して比例的ではなく、そのため所得が増加するとこれらの財への支出割合は低下する[3]。
食料品の需要の所得弾力性は1未満であることが多く、所得が増加すると食料への支出の絶対額は増加しても、所得に占める食料支出の割合は減少する。これをエンゲルの法則と呼ぶ。したがって食料の需要の所得弾力性は0から1の間にある。
一部の必需品は公共事業体によって生産される。Investopediaによれば、必需品を生産する民間企業の株式はディフェンシブ株として知られている。ディフェンシブ株は、全体の株式市場の状況にかかわらず一定の配当と安定した利益をもたらす株式である[4][5]。
関連項目
出典
- ^ Debabrata, Datta (2017). Managerial Economics. India: Prentice-Hall. ISBN 978-8120352414. OCLC 990641889
- ^ Investopedia Staff (2004年1月11日). “Income Elasticity of Demand” (英語). Investopedia 2018年6月1日閲覧。
- ^ Varian, Hal (1992). “Choice”. Microeconomic Analysis (Third ed.). New York: W.W. Norton. pp. 117. ISBN 0-393-95735-7 . "[...] as the consumer gets more income, he consumes more of both goods but proportionally more of one good (the luxury good) than of the other (the necessary good)."
- ^ “Cyclical Versus Non-Cyclical Stocks”. Investopedia. 2009年3月18日閲覧。
- ^ “Defensive Stock”. Investopedia. 2009年3月18日閲覧。
マストアイテム
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「宙ノ名前」(そらのなまえ、林完次著の天体写真集、堅牢版。光琳社出版 (1995/08)。後に新訂版が角川書店 (2010/07)) 松本北高校での園子と渉の出会いに重要な役割を果たした本である。園子が図書室でこの本を借りたその日、卒業アルバム委員の優介とキスした園子が逃げていく途中でこの本を落とし、渉が拾ったのが二人の関係のきっかけとなる。渉は天文台勤務の父を持ち、園子は天体望遠鏡を持っており、天文好きの二人をつなぐ。
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