ボディワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:27 UTC 版)
「トヨタ・ヤリスWRC」の記事における「ボディワーク」の解説
ボディ形状は3ドアハッチバック。2017年にマイナーチェンジされる市販車のエクステリアとイメージを合わせている。楕円形のトヨタのエンブレム(トヨタマーク)の周りがエンジン吸気口としてデザインされている。 エアロダイナミクスは新WRカー規定の自由度を利用し、積極的にダウンフォースを発生する方向の造形となっている(グラベルで1.6 G、ターマックでは2.2 Gのダウンフォースが掛かる)。フロントバンパー下端にはチンスポイラーを装着。フェンダー両端のカナードやL字型のサイドミラーステーは、後方へ向かう気流の整流効果を持つ。 サイドインパクトへの耐久性を増す新規定により、サイドボディはちょっとしたものが置けるほど分厚くなっており、リアフェンダーをテーブル代わりにマクドナルドのハンバーガーセットを乗せて食べる光景がしばし見られるほどである。 リアフェンダー後端の開口部には14枚の多層式フィンがあり、大型のリアウィング、ディフューザーと合わせてアグレッシブなリアビューを呈する。リアウィングはメインプレートの上にアーチ形ウィングが跨る2段式で、左右には小型のサブウィングを装備する。この巨大なリアウィングはヤリスWRCの象徴とも言えるパーツで、日本のアフターパーツメーカーがこれをモチーフにしたリアウィングを発売している。 2017年モデルの課題として、ラリー・メキシコなどの高温環境ではオーバーヒート症状が起き、また、空力バランスがリア寄りのためアンダーステア傾向があった。2018年モデルではこれらの対策として、フロントのエアロパッケージが修正された。フロントバンパーのラジエーターダクトを台形から長方形に変更。両サイドのカナードが2層になり、フロントフェンダーの開口部もリア同様に複雑なデザインに変わった。
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ボディワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 04:34 UTC 版)
「三菱・ランサーWRC」の記事における「ボディワーク」の解説
ボディは同じランサーベースながら、サスストロークをより確保するためにホイールハウスを拡大、先代の欠点であった路面の追従性を引き上げた。外観上ではルーフに流れてくる空気を効率的かつ最大限利用するために大型のリアウイングをトランクリッド前方設置した。このリアウイングは一見2段ウイングのように見えるが、下面部分は上面部分の高さを稼ぐためのパーツとして取り付けられており、ウイングの役割を果たさないようリアガラスに密着させて下面部分下側に空気が抜けないようにされている。フロントはオリビエ・ブーレイがデザインする以前のランサー・セディアをベースにしたものに変更されている。
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