ボイラー・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/17 02:46 UTC 版)
「ベイルート-ダマスカス鉄道D形蒸気機関車」の記事における「ボイラー・その他」の解説
ボイラーは全伝熱面積が80.40m²の飽和蒸気式であり、石炭はキャブ後方の炭庫へ、水はサイドタンク式の水タンクへ搭載され、後年に重油や軽油等の専燃に改造された機体もある。 機関車正面には煙突前部に1箇所とデッキ上左右、後部は炭庫上部と下部左右の各3箇所に丸型の引掛式の前照灯が設置されており、当初はオイルランプであったが、後に電灯式となっている。連結器は緩衝器を中央、その左右にフックとリングを装備したねじ式連結器となっており、併せて真空ブレーキ用の連結ホースを装備している。なお、本形式とB形はほぼ同時に製造されたものであるが、本形式はSLM標準型の機体をベースにしており、B形とは先輪/従輪の径、ボイラー上の砂箱、運転室窓、シリンダーのカバーなど各部の形状が若干異なるものとなっている。 ブレーキ装置は反圧ブレーキ、手ブレーキ及び真空ブレーキである。基礎ブレーキ装置は第1から第3の各動輪に片押式の踏面ブレーキが装備されている。
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ボイラー・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/17 02:46 UTC 版)
「ベイルート-ダマスカス鉄道B形蒸気機関車」の記事における「ボイラー・その他」の解説
ボイラーは内径1280mm(第1缶胴)、火室長2000mm、煙管長3000mm、全伝熱面積が95.8m²で小煙管本数207本の飽和蒸気式であり、火室は70パーミルの下り勾配走行時に天板がボイラー水面上に出て空焚きとなることを防ぐための上部に後方への傾斜がつけられている。また、石炭はキャブ後方の炭庫へ、水はサイドタンク式の水タンクへ搭載され、後年に重油や軽油等の専燃に改造された機体もある。 機関車正面には煙突前部に1箇所とデッキ上左右、後部は炭庫上部と下部左右の各3箇所に丸型の引掛式の前照灯が設置されており、当初はオイルランプであったが、後に電灯式となっている。連結器は緩衝器を中央、その左右にフックとリングを装備したねじ式連結器で、通常この方式の連結器では左右のフックを車体内側でリンクで結合して、曲線通過時の変位に応じて左右のリンクをそれぞれ伸縮させる構造となっているが、本形式の前位側の連結器は4シリンダ式であるためスペースがなく、それぞれのリンクが独立して左右に首を振るだけの構造となっている。なお、併せて真空ブレーキ用の連結ホースを装備している。 ブレーキ装置は反圧ブレーキ、手ブレーキ及び真空ブレーキである。基礎ブレーキ装置は粘着動輪は第1から第3の各動輪に片押式の踏面ブレーキが、ラック式ピニオン2基に併設されたブレーキドラムにバンドブレーキが装備され、粘着動輪用とピニオン用とでそれぞれ独立して真空ブレーキと手ブレーキが作用するために、ブレーキシリンダと手ブレーキハンドルはそれぞれ2組装備されている。
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ボイラー・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 08:13 UTC 版)
「フルカ・オーバーアルプ鉄道HG3/4形蒸気機関車」の記事における「ボイラー・その他」の解説
ボイラーは内径1218mm(第1缶胴)、火室長1676mm、煙管長2950mm、全伝熱面積83.81m²、うち過熱面積17.20m²の過熱蒸気式であり、火室は110パーミルの下り勾配走行時に天板がボイラー水面上に出て空焚きとなることを防ぐための上部に後方へ110パーミルの傾斜がつけられている。また、石炭はキャブ後方の炭庫へ、水はサイドタンク式の水タンクへ搭載される。 正面には煙突前部もしくは煙室扉部に1箇所と、デッキ上もしくはランボード前端の左右の3箇所、後面は炭庫の下部左右と上部中央に丸型の引掛式の前照灯が設置されており、当初はオイルランプであったが、後に電灯式となっている。連結器は緩衝器を中央、その左右にフックとリングを装備したねじ式連結器で、左右のフックを車体内側でリンクで結合して、 曲線通過時の変位に応じて左右のリンクをそれぞれ伸縮させる構造となっているほか、併せて真空ブレーキ用の連結ホースを装備している。 ブレーキ装置は反圧ブレーキ、手ブレーキ及び真空ブレーキである。基礎ブレーキ装置は粘着動輪は第1から第3の各動輪に片押式の踏面ブレーキが、ラック式ピニオン2基に併設されたブレーキドラムにバンドブレーキが装備され、粘着動輪用とピニオン用とでそれぞれ独立して真空ブレーキと手ブレーキが作用するために、ブレーキシリンダと手ブレーキハンドルはそれぞれ2組装備されている。
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ボイラー・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/10 08:11 UTC 版)
「スイス国鉄HG3/3形蒸気機関車」の記事における「ボイラー・その他」の解説
ボイラーは13mm厚鋼板による内径1150mm(第1缶胴)、全伝熱面積が1057号機までが62.2m2、1058号機以降は若干容量が拡大された66.8m2小煙管160本、蒸気圧力14kg/cm2の飽和蒸気式であり、1058号機以降は煙管長が2500mmから2680mmに延長されている。なお、本形式と並行して導入されたG3/4形は最終増備機が過熱式で製造され、それまでの機体も順次過熱式ボイラーに換装されているが、本形式は飽和蒸気式のままであった。 正面には煙突前部もしくは煙室扉部に1箇所と、デッキ上もしくはランボード前端の左右の3箇所に丸型の引掛式の前照灯が設置されており、当初は オイルランプであったが、後に電灯式となっている。また、連結器はピン・リンク式連結器で、連結器下 にフックを備えており、ねじ式連結器としても使用可能なものであった。なお、1941年の電化以降に残存していた 機体については、従来のピン・リンク式連結器とも連結可能な+GF+ピン・リンク式自動連結器に変更されている。 石炭の積載量は0.8t、水積載容量は1057号機までが2.8m3、1058号機以降が3.0m3で、水タンクはサイドタンク式である。 ブレーキ装置は反圧ブレーキ、手ブレーキ及び真空ブレーキであったが、1908年以降ウエスティングハウス式自動空気ブレーキにより空気ブレーキ化されている。基礎ブレーキ装置は粘着動輪は第3動輪両抱式踏面ブレーキが、ピニオンは第1動輪に併設されたブレーキ用ピニオンのブレーキドラムにも両抱式ブレーキが作用するほか、ピニオン駆動用軸にも独立してバンド式の手ブレーキ装置が設置されている。
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