反圧ブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/16 09:39 UTC 版)
反圧ブレーキ(はんあつブレーキ)は、蒸気機関車で用いられるブレーキで、シリンダーに蒸気圧や空気圧を送って制動とする方式である。
- 蒸気圧を用いる反圧ブレーキは反圧ブレーキ (蒸気)を参照。
- 空気圧を用いる反圧ブレーキは反圧ブレーキ (空気)を参照。
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反圧ブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:34 UTC 版)
蒸気機関車においては、シリンダーに蒸気や空気を入れることでその反力でブレーキ力を得る反圧ブレーキというものが使われていた。蒸気圧を送る方式は、前進中に弁装置の設定を後進に切り替えることで、蒸気の力をピストンの動きを押し止める向きに働かせ、それをコネクティングロッドを通じて動輪に伝えることで減速させるものであった。しかし使い方は微妙で知識と経験を必要とし、失敗すると弁装置や車輪を焼き付かせて破損してしまう方法であった。空気圧を送る反圧ブレーキも存在しており、これは登山鉄道や急勾配路線などの蒸気機関車で用いられていた。また、シリンダーへの蒸気の供給を遮断するとピストンの両側の空間の圧力差などにより制動力が得られるが、惰行時に制動が掛かることを嫌ってバイパス弁を装備してこの現象が起きないようにしたり、惰行時でもわずかずつ蒸気を送るようにしたりしていた。
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