カーキャッチャーとは? わかりやすく解説

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カーキャッチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 01:29 UTC 版)

カーキャッチャー。写真の上部がトングで、ここから車輪が乗り上がる

カーキャッチャーとは、過走した鉄道車両の車輪を受け止め、レール上を滑らせて摩擦により停止させるための道具である。通常は過走防止のための非常具として使われる。制動靴の通称であり、ヘムシュー: Hemmschuh)とも呼ばれる。急勾配区間の下方にあたる信号場等に常備されていることが多い。

1970年(昭和45年)11月15日に発生した湯前線多良木駅 - 東免田駅間列車衝突事故を契機に開発が進められ、北海道総局の実験線における効果の確認などを経て1972年(昭和47年)1月に開発、順次整備された。

使い方

2個1組で使用する。使用時は左右のレール上にずらして置く。カーキャッチャーの上部に取り付けてある説明板によると「逸走列車を停止させる時は、カー・キャッチャーの左を左手、右を右手に持って走行し、図のように、トングが車両進行方向に、フランジが軌間の内側になるように取付ける。」とある。


カーキャッチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:34 UTC 版)

鉄道のブレーキ」の記事における「カーキャッチャー」の解説

駅や操車場において、過走したり速度超過したりした車両外部から停止させるために用いられる器具として、カーキャッチャー、あるいはヘムシューと呼ばれるものがある。これはレールにあらかじめ設置しておき、走行してきた車両車輪がこれに乗り上げて引っかかり車両引きずられる形でカーキャッチャーがレール上を滑りながら、カーキャッチャーとレールの間の摩擦により制動力を得るものである。主に非常用緊急停止装置として用いられる

※この「カーキャッチャー」の解説は、「鉄道のブレーキ」の解説の一部です。
「カーキャッチャー」を含む「鉄道のブレーキ」の記事については、「鉄道のブレーキ」の概要を参照ください。

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