プロレスに関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:57 UTC 版)
「ジャイアント馬場」の記事における「プロレスに関して」の解説
「シュート(真剣勝負・ガチンコ)を超えたものがプロレス」という発言を残した。他団体が格闘技路線を進めていた頃の全日本プロレスのキャッチコピー「みんなが格闘技に走るので、私、プロレスを独占させていただきます」や「プロレスとは『プロレス』である」といった発言は、馬場本人のコメントではなく馬場夫妻と数十年に渡ってプライベート含めて親交があった元『週刊プロレス』編集長のターザン山本が考え出したものであるが、馬場自身もこのコピーを気に入っていた。 プロレスラーが技を一般人にかけることを非常に嫌っていた。TBSラジオの番組にゲスト出演していたとき「パーソナリティの松下賢次に何かプロレス技をかけて欲しい」というリスナーからのFAXがあった。馬場は「素人さんにプロレスの技をかけることは、絶対してはいけないこと」と語っている。ただし、かつて『笑っていいとも!』にゲスト出演した際、タモリにヘッドロックをかけたことはある。また、試合中エキサイトして我を忘れてしまうこともあったらしく、「場外乱闘で興奮状態になった馬場さんに技をかけられた」というプロレスファンの投稿が、雑誌に載ったこともある(投稿者は幸い馬場の大ファンであったため「痛かったけど、嬉しかった」と言っている)。なお、2007年にアサヒ飲料『WONDA』のCMにおいて、桑田佳祐に対し技を繰り出すプロレスラーとして生前の馬場の映像が合成で使われた。 自らのプロレス観とかけ離れたレスラーとの対戦には消極的ではあったが、そのレスラーが人気者だった場合、プロモーターの立場として観客動員等、興行価値を優先し、積極的に起用し続けた(後述のミル・マスカラス、ビル・ロビンソン、長州力等)。アントニオ猪木からシングル対戦の要求はたびたびあったが、馬場は最後まで応じなかった。表向きの理由は、それぞれの団体が専属契約していたTV局(日本テレビ、テレビ朝日)同士のどちらが放映するのか話がまとまらないとのことであった。 リングコスチュームについて持論があり、「へそを隠さないと貫禄が出ない。」と言う考えから、臍部まで覆われた布面積の大きいタイツを着用する事を弟子達に命じていた。自身も「タイツ」と呼ぶには極めて大きなサイズを履いている。
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