ブランドの再構築と日本での展開とは? わかりやすく解説

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ブランドの再構築と日本での展開

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:17 UTC 版)

レクサス」の記事における「ブランドの再構築と日本での展開」の解説

1989年ブランド設立以来レクサスは主に北米高級車マーケットにおいて一定の地位築いた一方ヨーロッパなどではメルセデス・ベンツBMWといった強豪相手苦戦強いられたほか、日本でも根強い輸入車人気影響もあり、高級車マーケット中心依然としてそれら欧州車独擅場にあったまた上記の通り日本国内ではトヨタブランドの別名称で販売されていたため、実態同一車種ありながらユーザー求め要素国内外徐々に乖離生じた日本では、同ブランド代表的な高級車クラウン筆頭とする、日本一般ユーザー趣向に基づく車種階層組み込まれたため、例えLS日本名セルシオ)ではショーファードリブン運転手付き用途での使用多かった一方海外ではあくまでオーナー自ら運転することが前提のドライバーズカーが基本コンセプトであり、双方ニーズ対応させることが困難となってきていた。 一方日本では長く続いた平成不況を一旦脱し、後に「いざなみ景気」と呼ばれる景気回復期に差しかかりつつあった経済情勢も受け、日本国内でもレクサスブランド展開することが2003年2月トヨタ自動車から正式発表された。それを契機に、後述するデザイン基本理念「L-finesse(エルフィネス)」といったブランド再構築が行われ、全世界通用する日本発の高級車ブランドとして新生レクサス」を展開し今後経済成長見込まれるアジア圏ほかを含めた展開を目指すこととなった2012年6月にはトヨタ自動車社内組織改編が行われ、従前の「レクサス本部」が社内カンパニーに近い「レクサスインターナショナル」へ改組された。デザイン開発マーケティングなどの機能統合強化され人員倍増されるなど、レクサスブランドにおけるヘッドクオーターとなる。 また、2013年4月には「レクサスインターナショナル」のほか、トヨタブランドの「第1トヨタ」(日本北米・欧州所管)・「第2トヨタ」(新興国所管)および「ユニットセンター」(部品企画開発生産技術生産機能を集約)の計4つのビジネスユニットが設置され、第1トヨタ・第2トヨタ・ユニットセンターはそれぞれ所管する副社長事業責任者とする大幅な組織改編が行われたが、レクサスインターナショナルについては「日本発のグローバルプレミアムブランドとしてのイメージ確立向けた変革急務」との認識から、トヨタ自動車社長豊田章男自らが事業責任者となる別格位置付けなされた。 更に、2018年9月には「クルマに留まらない驚き感動の提供」と言う新たな提案として、ラグジュアリーヨット「LY650」を発表2019年後半初披露予定従来から付きまとうレクサスは退屈」のネガティブイメージ払拭努めている。 上述のようにアメリカで始まったブランドではあるが、日本正規販売される車はすべて日本国内製造されている(元町工場田原工場トヨタ自動車九州)こともあり、左ハンドル車正規販売存在せず国内日本車同様にハンドル右側レバーウインカー左側ワイパーとなっている(一部個人並行輸入された個体存在する)。 国産車ブランドとして珍しくV8エンジン国内向けにも多数ラインナップしており、2017年時点でその数6車種にも上る

※この「ブランドの再構築と日本での展開」の解説は、「レクサス」の解説の一部です。
「ブランドの再構築と日本での展開」を含む「レクサス」の記事については、「レクサス」の概要を参照ください。

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