フォレスター
1997年2月デビュー。フォレスターとは森に住む人、森を育む人という意味をもつ。新しい時代のライフスタイルを演出するクルマにふさわしい爽快な走りと、自然との調和をイメージしてネーミングした。全幅が1735mmある3ナンバー車だが、全長4450mmはレガシィより短い。
ボディタイプは5ドアハッチバックで、エンジンは水平対向4気筒DOHC・2L、インタークーラー付きターボ仕様で250ps。駆動方式はフルタイム4WDを採用するが、電子制御4速AT車の場合はアクティブ・トルクスプリット方式、5速MT車はビスカスLSD付きセンターデフ方式だった。全車にABSを備え、運転席SRSエアバッグを標準装備。
97年7月に車種追加。2L・135ps自然吸気エンジン搭載車を追加した。ミッションはデュアルレンジタイプの5速MT。4WDシステムはローとハイを走行中でも切り替えできるタイプだった。
98年9月、エンジンを改良、AT車にパワー/ノーマル切り替えスイッチを新設、4WDシステム、ABSも改良した。このとき2.5L自然吸気エンジンを積んだT/25を追加。専用の縦リブタイプフロントグリルやゴールドのオーナメント、シャンパンゴールドの16インチアルミホイールなどで他モデルとの違いを演出。
2000年1月、マイナーチェンジ。2L自然吸気エンジンをリーンバーンとし、サスペンションにも手を加えた。外観もラジエーターグリルなどを変更。5月には新グレードのS/tb-STiを発売した。S/tb(2Lインタークーラー付きターボ車)をベースに、スバル・テクニカ・インターナショナル(STI:富士重工のモータースポーツ専門会社)との共同開発によって、走りの性能を高めたモデル。車高を下げ、サスペンションに専用チューニングを施し、専用エアロパーツをまとっていた。12月、全車にデュアルSRSエアバッグ標準装備など安全性能を強化。VTD-4WD(不等L可変トルク配分電子制御4WD)システムを採用したS/tb-STiⅡを追加した。さらに2001年10月には、再びSTIがエンジンや足まわりに手を加えたSTiⅡタイプMを設定するなど、シリーズの充実をはかった。
2002年2月、2代目に生まれ変わった。ただし、サイズ的にはほとんど変化はない。全幅(1735mm)、ホイールベース(2525mm)は同じ。全長(4450mm)は10mm短くなり、全高(1585/1590mm)はグレードによって+5mmから-5mmの範囲での変更。車重は10~30kg軽くなった。ボンネットフードやフロントバンパービームなどのアルミ材使用が大きく寄与した。エンジンは2.5Lがなくなり、これまでのEJ20型を改良した2Lの、SOHCとDOHCの2種になった。駆動方式は4WDだけ(ターボATはオプションでVDCが付く)。ミッションは5速MTと4速AT。
2002年10月、タウンユースを意識した「クロススポーツ」という4WDモデルを追加設定。車高を1550mm(既存車は1585mm~1590mm)に押さえ立体駐車場の利用に配慮したほか、オンロード走行を重視してフロント倒立式ストラットやオンロード用ラジアルタイヤを採用。外観もフロント&リヤバンパー、フロントグリル、サイドガーニッシュを専用デザインとして差別化をはかった。
2003年2月、新グレードのX BACK-PACK EDITIONを追加設定、既存車も新デザインのドアミラー、ワイパーブレードの改良。リヤシートの居住性向上などの手当てを行った。新グレードはXをベースに、スポーツ、レジャーシーンに特化したモデル。2003年7月にも都会型のクロススポーツ2.0Lを投入、バリエーションを広げた。
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