ファムシクロビル
分子式: | C14H19N5O4 |
その他の名称: | ファムシクロビル、Famciclovir、BRL-42810、2-[2-(2-Amino-9H-purin-9-yl)ethyl]-1,3-propanediol diacetate、ファンシクロビル、Diacetic acid 2-[2-(2-amino-9H-purine-9-yl)ethyl]-1,3-propanediyl ester、Diacetic acid 3-(2-amino-9H-purine-9-yl)propylidenebis(methylene) ester、ファムビル、Famvir |
体系名: | 2-[2-(2-アミノ-9H-プリン-9-イル)エチル]-1,3-プロパンジオールジアセタート、二酢酸2-[2-(2-アミノ-9H-プリン-9-イル)エチル]-1,3-プロパンジイル、二酢酸3-(2-アミノ-9H-プリン-9-イル)プロピリデンビス(メチレン) |
ファムシクロビル
ファムシクロビル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動IUPAC命名法による物質名 | |
---|---|
| |
臨床データ | |
胎児危険度分類 | |
法的規制 |
|
投与方法 | Oral |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 75–77% |
血漿タンパク結合 | 20-25% |
代謝 | Hepatic, circulation, intestinal wall (to ペンシクロビル) |
半減期 | 2–2.3 hours |
排泄 | Renal, faecal |
識別 | |
CAS番号 | 104227-87-4 |
ATCコード | J05AB09 (WHO) S01AD07 (WHO) |
PubChem | CID: 3324 |
DrugBank | APRD00600 |
KEGG | D00317 |
化学的データ | |
化学式 | C14H19N5O4 |
分子量 | 321.332 g/mol |
物理的データ | |
融点 | 103 °C (217 °F) |
ファムシクロビルは、抗ウイルス薬で、ヘルペスウイルス感染症の治療に用いられる。ペンシクロビルのプロドラッグである。日本では2008年に販売承認され、商品名ファムビルでマルホから発売されている。
適応症
作用機序
プロドラッグで代謝されてペンシクロビルとなり、作用が発現する薬である。一方、バラシクロビルはアシクロビルのプロドラッグであり、主に、HSVとVZVに効果があるが、本剤は細胞内でDNAの合成を阻害するため、腎臓排泄に負担がかからず、腎機能低下の患者にも使える。また、HSVやVZV感染細胞内での半減期は、アシクロビルに比べ長いため、1日1回の服用で効果を発揮できる。
関連項目
固有名詞の分類
- ファムシクロビルのページへのリンク