セファロスポリン
セファロスポリンは、地中海のカビ、アクレモニウム属から最初に単離され、広い抗菌スペクトルをもつ。7-アミノセファロスポラン酸(7-ACA)とも呼ばれるチアアザビシクロオクテンカルボン酸にβラクタム骨格をもち、細胞壁のペプチドグリカンの生成を妨げる。
セファロスポリン C
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セファロスポリン [Cephalosporin]
セファロスポリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/22 05:51 UTC 版)
セファロスポリン(Cephalosporin)は、β-ラクタム系抗生物質の一つの種類で、セファマイシン類やオキサセフェム類とともにセフェム系抗生物質と総称される。ベータラクタム環(四員環ラクタム)にヘテロ六員環がつながった形をしている。抗菌力・抗菌スペクトルの改善が重ねられてきたため、現在では多種多様なセフェム系抗生物質が販売使用されている。消化管吸収は一般に良く、副作用が少ないため頻用される。その反面、耐性菌の出現が問題となっている。
- 1 セファロスポリンとは
- 2 セファロスポリンの概要
「セファロスポリン」の例文・使い方・用例・文例
- セファロスポリン系抗生物質(商標名Ultracef)
- 非経口のセファロスポリン(商標名セフォビッド)で、重症感染症に使用される
- 非経口のセファロスポリン(商標名クラフォラン)で、肺・のど・耳・尿路の重度の感染症に用いられる
- おだやかな感染に用いられる非経口セファロスポリン(商標名フオルタズまたはタジセフ)
- 肺、咽喉、耳、または尿路の重症感染症に使用される、非経口のセファロスポリン(商標名ロセフィン)
- 皮膚・耳・喉・肺・尿管などの軽いあるいは適度に厳しい感染に対して共通して処方される経口セファロスポリン(商標名ケフレックス、ケフタブ)
- セファロスポリンに関連しているがもはや一般的に使用されていない抗生物質
- 半合成抗生物質がセファロスポリンを組み替えることによって生じた幅広いスペクトル
- セファロスポリンの半合成類似物
- セファロスポリンという抗生物質
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