セファロスポリンC
分子式: | C16H21N3O8S |
その他の名称: | セファロスポリンC、アミノアジピルセファロスポリン、Cephalosporin C、Aminoadipyl cephalosporin、(7R)-3-[(Acetyloxy)methyl]-7-[[(R)-5-carboxy-5-amino-1-oxopentyl)amino]cepham-3-ene-4-carboxylic acid、(7R)-3-[(Acetyloxy)methyl]-7-[[(R)-5-carboxy-5-amino-1-oxopentyl]amino]cepham-3-ene-4-carboxylic acid |
体系名: | (6R)-3-[(アセチルオキシ)メチル]-7α-[[(R)-5-アミノ-5-カルボキシ-1-オキソペンチル]アミノ]-8-オキソ-5-チア-1-アザビシクロ[4.2.0]オクタ-2-エン-2-カルボン酸、(6R)-3-(アセトキシメチル)-7α-[[(R)-5-アミノ-5-カルボキシ-1-オキソペンチル]アミノ]-8-オキソ-5-チア-1-アザビシクロ[4.2.0]オクタ-2-エン-2-カルボン酸、(7R)-3-[(アセチルオキシ)メチル]-7-[[(R)-5-カルボキシ-5-アミノ-1-オキソペンチル]アミノ]セファム-3-エン-4-カルボン酸 |
セファロスポリンC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 00:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動セファロスポリンC(Cephalosporin C)は、アクレモニウム属の真菌から得られたセフェム系抗菌薬である。
概要
セファロスポリンCの分子式はC16H21N3O8Sで、分子量は約415.41824 (g/mol)である[1]。β-ラクタム環を有しており、β-ラクタム系抗菌薬の中でもセフェム系の抗菌薬に分類される。しかし、セファロスポリンC自体はそれほど強い抗菌活性を持っているわけではない。なお、セファロスポリンCの分子には、酢酸がカルボン酸エステルの形で結合している箇所が存在する。このエステル結合を加水分解することで酢酸を遊離する酵素として、セファロスポリンCデアセチラーゼが知られている。
歴史

セファロスポリンCは、1948年にサルデーニャ島の下水道に生息していた真菌(カビ)から発見された[2]。しかし、発見当時は分子構造などは不明で、1961年になって真菌のアクレモニウム属の真菌(カビ)から単離され[3]、ドロシー・ホジキンが行ったX線構造解析によって分子構造が明らかにされた[4]。なお、セファロスポリンC自体はそれほど強い抗菌活性を示さない。しかしながら、このセファロスポリンCのアミドを加水分解すると得られる7-アミノセファロスポラン酸を出発物質として化学修飾されたものがセフェム系抗菌薬として初めて市販された医薬品となった。なお、化学修飾(化学構造の変更)を行った場所としては、主にセフェム環の7位の炭素に付いているアミノ基の先の部分と、セフェム環の3位の炭素(セフェム環内の硫黄原子と窒素原子とが含まれる6員環の中で、唯一、窒素とも硫黄とも隣り合っていない炭素)の先の部分が挙げられる。
出典
- ^ Cephalosporin C
- ^ 平山 令明 『分子レベルで見た薬の働き (第2版)』 p.78 講談社 (ブルーバックス B-1631) 2009年3月20日発行 ISBN 978-4-06-257631-4
- ^ Abraham, E. P.; Newton, G. G. F. (1961). “Structure of cephalosporin C”. Biochemical Journal 79: 377–393. PMC: 1205850. PMID 13681080 .
- ^ 平山 令明 『分子レベルで見た薬の働き (第2版)』 p.74、p.78 講談社 (ブルーバックス B-1631) 2009年3月20日発行 ISBN 978-4-06-257631-4
「セファロスポリン C」の例文・使い方・用例・文例
- セファロスポリン系抗生物質(商標名Ultracef)
- 非経口のセファロスポリン(商標名セフォビッド)で、重症感染症に使用される
- 非経口のセファロスポリン(商標名クラフォラン)で、肺・のど・耳・尿路の重度の感染症に用いられる
- おだやかな感染に用いられる非経口セファロスポリン(商標名フオルタズまたはタジセフ)
- 肺、咽喉、耳、または尿路の重症感染症に使用される、非経口のセファロスポリン(商標名ロセフィン)
- 皮膚・耳・喉・肺・尿管などの軽いあるいは適度に厳しい感染に対して共通して処方される経口セファロスポリン(商標名ケフレックス、ケフタブ)
- セファロスポリンに関連しているがもはや一般的に使用されていない抗生物質
- 半合成抗生物質がセファロスポリンを組み替えることによって生じた幅広いスペクトル
- セファロスポリンの半合成類似物
- セファロスポリンという抗生物質
- ほかの多くのテレビニュース番組は今ではCNNの例に倣っている
- ねえ,このCD聞いてみてよ
- あなたのお気に入りのCDをかけてください
- あの店はCDプレーヤーが売れ切れた
- その歌手はファンのためにCDにサインをしていた
- あの,まだ私のCD返してくれてないと思うんだけど
- C言語では外部変数がグローバル変数の性格を持つ
- 彼が早速1枚のCDを買った
- 彼は19歳で念願のCDデビューを果たす
- 彼がCGIで複数のページを作成する
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