スレイヤーズ系列
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『スレイヤーズ』は神坂一のライトノベルのシリーズ。 スレイヤーズ系列はマギウスの原作の中では看板タイトルであり、量もかなり多い。ゲームデザインはORGの中澤光博が中心になって行われていた。スレイヤーズというタイトルがテーブルトークRPGと親和性が良いこともあって、スレイヤーズ系のマギウスは多くのシリーズが作られた。 スレイヤーズRPG - ナーガ様といっしょ (中澤光博/ ORG) <13-4> MAGIUSスタートブックと同時発売。プレイヤーは白蛇(サーペント)のナーガとともに冒険をする冒険者となり、ゲームマスターがナーガを操る。ルールは「ナーガの気まぐれな行動」のために大部分が割かれており基本的にPCに対して迷惑をかける。全てのPCにはナーガをあしらうための様々な「対ナーガ技能」が設定されており、暴走するナーガに対応することになる(例えばリナの対ナーガ技能は「金で釣る」「ジト目」「突っ込む」と設定されている)。「敵に回せば面白いが味方に回すと頼りない」というナーガの特徴を如実にシステムに反映させている。 だんぢょん大作戦(オペレーション)! - スレイヤーズRPG (中澤光博/ ORG)<13-8> プレイヤーはリナのパーティーの一員となり、ダンジョン探索をする。ダンジョンの構造や配置モンスター、トレジャーなどはトランプによりランダムで決定されるのが特徴で、ゲームマスターはシナリオを作る必要がない。手軽にダンジョンハックが行える。原作の豪快さを表現するため、大ダメージを与えすぎるとダンジョンそのものが崩壊するというルールが実装されている。このルールのため、MAGIUSのシステムに則って、余計なダメージを与えないよう3個振ったダイスから任意の2個を選択することになるが、ナーガの場合は「常に最大になるよう選択する」というルールも実装されている。 入門!リナの魔法教室 - スレイヤーズRPG (中澤光博/ ORG)<13-15> プレイヤーは原作キャラクターの弟子になり、一人前の魔法使いになるために師匠の無理難題を解決していくというゲーム。キャラクター育成型シミュレーションゲームの形態をとっており、キャンペーンを行わずとも1回のセッション(ほぼソロプレイ)でキャラクター成長の醍醐味が味わえる。 魔道士になるためのデータとして、当時までに小説版スレイヤーズに登場した魔法が解説付きで網羅されたデータ集が付属しており、資料としての側面もある。 ナーガ様がいっぱい - MAGIUSスレイヤーズRPGリプレイ集 (中澤光博/ ORG)<13-17> 『ナーガ様といっしょ』と『だんぢょん大作戦』のリプレイ集。追加ルールも掲載されている。『だんぢょん大作戦』と『入門!リナの魔法教室』のコンバートルールが掲載されている。 聖王都(セイルーン)あどべんちゃあ - スレイヤーズRPG (中澤光博/ ORG)<13-> 『だんぢょん大作戦』の続編。今回は街をダンジョンに見立てたシティアドベンチャーであり、地形破壊のルールがより強調された。PCは聖王都を破壊せぬよう悪人を捕まえなくてはならない。 お宝くえすと スレイヤーズRPG (中澤光博/ ORG)<13-> プレイヤーはリナのパーティーの一員となり、冒険者として依頼を受けて世界の各街を巡る。冒険には依頼人が同行し、依頼人の「ガマン度」が設定されており「ガマン度」が一定を超えると依頼人は冒険の障害と変化するのが特徴。 でかマギスレイヤーズ! (山北篤) マギウスのルールを利用したすごろく形式のボードゲーム。A4ソフトカバーの書籍で、切り離し可能なペーパーフィギュア(コマ)、ボード、カードが同封されている。マギウスのシリーズ最終作でもある(1998年11月発行)
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