スラッグ渓谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:36 UTC 版)
ポム(Uncle Pom) 声 - 常田富士男/リチャード・ダイサード ドーラ一家と軍から逃れる為に廃坑内を彷徨っていたパズーとシータの元に現れた風変わりな老人。 パズーとは以前から面識があって深く慕われており、「ポムじいさん」と呼ばれている。 鉱物に精通し、鉱石の状態変化を「石たちの声」と呼び、廃坑の中を一人放浪することを楽しんでいる。飛行石についての情報や「石が騒いでいるのは上空にラピュタが来ているから」といった言い伝えなどをパズーとシータに提供し、二人を出口まで案内してくれた。 小説版では鉱山の生き字引として鉱夫達の間で知られた存在であることが書かれている。謎の多い人物だが、冒頭で描かれるラピュタの人々と格好が似ているなどから、ラピュタの労働者階級の末裔ではないかとも言われる。モデルは森康二と近藤喜文。 EDでは「ポムじい」とクレジットされている。 ダッフィー(Duffi) 声 - 糸博/ジョン・ホスティター スラッグ渓谷で働く鉱山夫で、坑内のエンジンやエレベーター等の大型機械を扱うベテラン機械工。パズーの親方。 性格は荒っぽく、仕事にも厳しいが、働き者の徒弟であるパズーを何かと気にかける仁義に篤い男。 空賊相手にも怯むこと無く立ち向かうが、妻には頭が上がらない様子。 鉱夫らしい立派な体格をしており、ドーラ一家の力自慢シャルルと互角の殴り合いを演じた。その際に他の鉱夫から名前を呼ばれている。 小説版によれば昔から鉱石を採掘してきたこの鉱山で父親の代から鉱夫をしてきたが、優良な目ぼしい鉱脈の多くが掘り尽くされ、輸送に不便な内陸から精錬工場等も次々と移転していくために、寂れる一方で「スラッグ= 鉱滓(slag)渓谷」と呼ばれて久しい鉱山の状況を憂いている描写がある(本編中でも新しい鉱脈の当てが外れた直後、不景気ぶりをぼやいている)。 EDでは「親方」とクレジットされており、名前に言及されるのはわずか1シーンのみである。 おかみさん 声 - 鷲尾真知子 ダッフィーの妻。肝の据わった性格で度胸もあり、町の荒くれ男たちとドーラ一家との乱闘騒ぎをフライパン片手に見守った。 パズーを実の息子のように可愛がっている様子で、パズーに脱出を促しつつその覚悟を汲み、シータを守るように伝えて送り出した。 EDでは「おかみ」とクレジットされている。 マッジ(Madge) 声 - TARAKO ダッフィー夫妻の娘。パズーとも仲が良いらしく、パズーの家に遊びに行くこともある。 ティディス要塞から帰ってきたパズーを最初に発見した。 軽便鉄道の機関士 声 - 西村知道/マット・K・ミラー 軽便鉄道の運転士を務める老機関士。ドーラ一家や軍隊に追われるパズーとシータを助けた。 パズーとは以前からの知り合いで、運転している機関車も相当の老朽車輌。パズーとシータを銃で狙った特務機関員と兵士達を機関車の排気で妨害する。
※この「スラッグ渓谷」の解説は、「天空の城ラピュタ」の解説の一部です。
「スラッグ渓谷」を含む「天空の城ラピュタ」の記事については、「天空の城ラピュタ」の概要を参照ください。
- スラッグ渓谷のページへのリンク