シリーズ誕生まで
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最初にツクールの名称が使われた『アドベンチャーツクール』(PC-8800シリーズ)が、『ログイン』1987年1月号に掲載される。コマンド選択式のテキストアドベンチャーを作ることができた。同誌1987年10月号には、画像を扱えるようになった『アドベンチャーツクールmkII』が掲載される。 『ウィザードリィ』風3DRPG作成ソフト『ダンジョン万次郎』(PC-8800シリーズ)がログイン1987年4月号に掲載される。「ツクール」の名称は使われていない。 ここまでは、『ログイン』誌上に全プログラムリストが掲載され、それを打ち込むことによって使用することができた。リストは長大なため、「ディスクログイン」という通販サービスでも提供された。 1988年4月 アクションRPG作成ソフト『まみりん』(PC-8800シリーズ)が『ログイン』1987年11月号に掲載され、翌年4月発売。『ダンジョン万次郎』と同じく、「ツクール」という名称は使われていない。名前の由来は間宮林蔵。 1994年4月『ダンジョンマスター』風3DアクションRPG作成ソフト『ダンジョンRPGツクール だんだんダンジョン』(PC-9800シリーズ)発売。 ここまでログインソフトによる通販のみ。 1990年2月 後のRPGツクールシリーズの始祖『Dante』(MSX2) 発売。戦闘以外やることの無かった従来品と違い、物語を演出できるようになる。 1991年『チャイムズクエスト』 DANTE98の前にでたRPG製作ソフトであるが、正確には本シリーズではない。後にこのシステムを使って作られた、松尾芭蕉と河合曾良を主人公とする同人ゲーム『蕉風』がソフトベンダーTAKERUで発売された。 1992年2月 アクションRPG作成ソフト『Dante2』(MSX2) 発売。 ここまでソフト自動販売機『ソフトベンダーTAKERU』にて販売。 1992年12月 『Dante』をPC-9800シリーズに移植した『RPGツクール Dante98』発売。 PC関連取扱店の書籍コーナーや書店などにて、ISBN付のムックとして販売。書籍形態のマニュアルが商品本体扱い、ソフト自体は3.5インチと5インチのフロッピーディスクが付録という形で発売された。後継商品のDante98IIも同様。
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シリーズ誕生まで
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「三毛猫ホームズシリーズ」の記事における「シリーズ誕生まで」の解説
1975年から1976年にかけて、光文社カッパ・ノベルスで鉄道ミステリーのアンソロジーが刊行され、その第3集『見えない機関車』では、赤川の短編『幽霊列車』が収録候補に挙げられた。この案は、同作が文藝春秋刊行の短編集に収録されることになったため、流れたが、光文社の編集者・浜井武は、せっかくのコネを無駄にすることはないと、赤川に会いに行った。そこで赤川は、『三毛猫ホームズ嬢の冒険』・『ひまつぶしの殺人』・『ビッグボートα』の3つのプロットを提示した。浜井はこのうち、三毛猫がタイプライターを打って物語が展開する、「三毛猫ホームズ嬢」の案を面白いと考えた。しかし、当時のカッパ・ノベルスは、松本清張や高木彬光の現実的な設定の作品が多くの読者を集めていたこともあり、編集部から、もう少し現実的にするよう、設定の変更が求められた。これを受け、三毛猫がそぶりによって推理を示す、現在の設定が生まれた。なお、本シリーズが、光文社文庫のみならず角川文庫にも収録されているのは、カッパ・ノベルス編集部から角川書店に移籍した編集者・藤原剛の縁に端を発したものである。
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