シティ・ニューデリー
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「ウィザーズ・ブレイン」の記事における「シティ・ニューデリー」の解説
アニル・ジュレ … 『将棋指し』 シティ・ニューデリーの12人の執政官の一人にして、その主席。エピソードVIのキーパーソン。31歳(エピソードVI開始時点)。 かつて大戦で活躍した後天性《魔法士》であり、タイプは〈炎使い〉。《魔法士》としての能力は平均程度ながら、指揮官として絶大な能力を持ち、大戦中は「将棋指し(チェス・プレイヤー)」の異名で恐れられた。大戦前の階級は中尉。大戦当時、対《魔法士》戦用《魔法士》として開発され猛威を振るった〈騎士〉を分析し、対〈騎士〉戦術のほとんどを考案した人物でもある。ヘイズとは偶然から知り合った仲で、その伝手でヘイズはサティのサポートを受けられるようになる。 かつては《マザーコア》反対派だったものの、現在は賛成派に鞍替えし、《マザーコア》交換計画を成就させるために動いている。しかし、それは弥生と同じ心臓疾患によって余命いくばくも無い自分の脳を次の《マザーコア》として使用する為であった。病気について周囲には秘密にしており、ヘイズにのみ明かしていたが、母も妹も実は密かに気づいており、敢えて気づいていない振りをしていた。 ルジュナ・ジュレ シティ・ニューデリーの12人の執政官の一人。アニルの妹。《魔法士》ではない普通の人間だが、父が《マザーコア》となったことが原因で《マザーコア》反対派に属している。 兄アニルとは非常に仲が良く、大戦時は官僚として、兄を後援した。現在は《マザーコア》に対する考え方から対立する立場にあるが、本心から兄との対立を望んでいるわけではなく、無理をしているためか常に張り詰めたような緊張感ある雰囲気を漂わせていた。洞察力も非常に優れており、兄が病気を隠していることや、真昼が〔賢人会議〕の目的とは別の思惑を持っていることにも気づいていた。 アニル亡き後はニューデリーの主席執政官の座に就き、「兄の真似」と言いつつ、アニルを思わせる穏やかで余裕のある振る舞いを見せるようになる。 サティ・ジュレ アニルとルジュナの母親。大戦前の飛行艦艇の知識を持つ数少ない技術者。[Hunter Pigeon]の修理、メンテナンスを請け負っている工房の主。 もとはニューデリーの技術総監(軍で言えば元帥クラス、命令を下せるのは元首のみ)であり、飛行艦艇の基礎を築き「飛行艦艇の母」「ニューデリーの守護神」などの異名で呼ばれた。[FA-307]の基礎部分の設計も行った(正確に言えば彼女の生み出した機体の設計が流出し、それを基にシティ・マサチューセッツが作り上げたのが後の[FA-307]である)。しかし夫が志願してニューデリーの《マザーコア》になったことから、ニューデリーを離れシティ外の小さな町で工房を営むようになった。 ラジェーシュ・ジュレ アニルとルジュナの父親で、先代の主席執政官にして現在のニューデリーを支える《マザーコア》。 後天性《魔法士》で、大戦時におけるニューデリー軍の総司令官にして現在のニューデリーの礎を築いたニューデリーの英雄。
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