システムの主な特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 06:21 UTC 版)
「ウィザードリィ エクス」の記事における「システムの主な特徴」の解説
ウィザードリィシリーズのシステムを踏襲しているが、本作独特のシステムも多い。 ダンジョンは、各地の中継拠点をつなぐロードに、スレッドと呼ばれるフロアがランダムに呼び出され編成される、独特のものである。 種族は、人間、エルフ、ドワーフ、ノーム、ホビット、フェアリー、フェルパー(獣人)、バハムーン(竜族)、ディアボロス(魔族)、セレスティア(天族)の10種族である。ウィザードリィ#1~5に登場するものとは、外見や特性値が異なる種族がある。 学科(職業)は、戦士、魔術士、僧侶、盗賊、司祭(#1 - 5のビショップに相当)、召喚士、狩人(レンジャー)、錬金術士、超術士、修道士、侍、神女(ヴァルキリー)、君主、くノ一、忍者の15種である。 転科(転職)時のペナルティは、レベルが1となり、最大HPが半減することのみで、特性値は下がらない。 性格と種族に基づくキャラクター間の相性が存在し、パーティーメンバーの相性によって能力が増減される。善悪混在するパーティも編成できるが、相性が悪くなるために混在パーティは弱体化する。 ダンジョンで手に入れた廃品と、材料を組み合わせることでアイテムを合成できる。学府の実験室で行えるが、錬金術師のキャラクターもこれを行える。 呪文は4種類(魔術師呪文・僧侶呪文・超能力呪文・召喚呪文)存在する。各呪文は7レベルまでの段階があり、召喚呪文は各レベル2種類・他の呪文は各レベル4種類の呪文が用意されている。従来シリーズでは「転職後の呪文の使用回数=そのレベルで覚えている呪文の個数」となったが、XTHシリーズでは転科後も呪文の使用回数はそのまま保持されるようになっている。ただし職業によって保持できる呪文数が異なる(例:戦士は魔術師・僧侶・超能力各レベル1種類のみ、司祭は魔術師・僧侶を各レベル4種類+超能力を各レベル3種類保持可能)ため、前衛職(戦士や侍、君主など)は後衛職(魔術師や僧侶など)に比べ呪文の使用に関して制限を受けるようになっている。 各学科(職業)にはそれぞれ特徴のあるスキルがあり、レベルの上昇に伴って習得できる。(例:戦士=1ターン集中後3回連続攻撃、魔術師=魔法生物や精霊への通常攻撃でダメージにボーナス、など) などといったものがある。 さらに、二作目の『無限の学徒』(Unlimited Students)で、次のようなシステムが追加/変更された。 隊(パーティ)の概念が強化された。パーティの作成後、街でもパーティの状態が保持されるため、町でのパーティ切り替えがよりスムーズになった。また、「パーティスキル」という要素が追加された。これはパーティで行動する(主にダンジョン内で敵と戦う)毎にパーティー毎固有の「テンション(T)ゲージ」が溜まり、溜まったゲージを一定量消費する事で学徒同士の協力スキルを発動する事ができるようになるというものである(BUSINシリーズの「アレイド」に類似している)。このパーティスキルを使用することにより、キャラクターの相性にプラス補正がかかるようになった。このため、初期では相性の悪いパーティーもある程度改善する事が可能となった。 錬金では合成/分解不可能な「ユニークアイテム」が追加された。 従来のダンジョン構造に加え、「セメタリー」という非対称マップのダンジョンが追加された。このダンジョンの一部にはリドルが設定された扉が存在している。 バッドステータスに「気絶/Knockout」が追加された。これは戦闘中1ターンの間行動不能となり、防御力が大幅に低下するというものである。対象キャラクターは隊列最後尾に移動する。いわば格闘ゲームにおける「ピヨリ」状態で、表示もそれをなぞったもの(キャラクターの周りを3つの星が回る)になっている。 魔術師呪文「マピック(ダンジョンの地図を表示する)」が常駐呪文(短期)に変更された。常駐している間は何度でもマップを見直す事ができるようになった。
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