カメラボディー
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「コダック・エクトラ」の記事における「カメラボディー」の解説
エクトラI(1941年発売) - 24×36mm(ライカ)判。50mmから254mmまで対応しパララックスを自動補正するズームファインダーを内蔵する。レンズは専用マウントにより交換可能。距離計の基線長は254mmレンズに必要な測距精度を確保するため168mm。日中のフィルム交換可能なマガジンシステムを備える。シャッターは布幕フォーカルブレーン式、速度はB、1〜1/1000秒。レバーによるフィルム巻き上げ、巻き戻し。設計者はジョセフ・ミハリィ(Joseph Mihalyi )、デザイナーはウォルター・ドーウィン・ティーグ。1948年までに2490台が生産された。一部はアメリカが軍用カメラとして使用した記録があるという。 エクトラII - エクトラIのマイナーチェンジ版でシャッター作動に関する問題を解決しまたスプリングモーターによる巻き上げに対応したが、スプリングモーターは発売されなかった。フィルムマガジンは使えない。6台製造され、そのうちの1台をハワード・H・ベーカー・ジュニアが所有している。
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カメラボディー
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FED - ライカI(A)のコピー機種。後の機種と区別するため"Original" FEDと呼ばれる。1932年から1933年にかけて約30台作られた。商品コードではFOFERに相当する、エルンスト・ライツ純正距離計のコピーが付属していた。付属レンズはエルマー型50mmF3.5 ВООМПで、1933年から1934年にかけて作られたバルナックコピー機VOOMPの付属レンズと同じである。 FED - ライカIIのコピー機種。後の機種と区別するためFED-1と呼ばれることもある。外観から内部構造に至るまでコピーされているが、距離計カムやシャッター機構は簡略化されている。セルフタイマーやフラッシュシンクロ機構は備わっていない。第二次世界大戦を挟んで長期にわたって製造されたため多数のバリエーションが存在し、戦前型と戦後型ではレンズマウントのフランジバックも変化している。シャッター速度は戦前型1/25-1/500秒、戦後型1/30-1/500秒。 FED-S - FEDに1/1000秒シャッターを追加した機種。第二次世界大戦前、戦時中に少数のみ作られた。 FED-V - FEDに低速シャッターを搭載した機種。第二次世界大戦前、戦時中に少数のみ作られた。 FED-Siberia - FEDのフィルム巻き戻しとシャッタースピードのノブを大きく太くし、レリーズボタンのカバー部分を高くした機種。分厚い手袋をしていても扱えるようにとの工夫。1940年頃に作られた。なお、同名のフェイクFEDも存在する。 FED-2 - 戦後型FEDの外観を一新した機種で、ファインダーは視度補正機構付の一眼式となりフラッシュシンクロも付き、フィルム交換時には底板とともに裏蓋が外れるようになった。距離計の基線長も長くなったが、後期生産分は生産高効率化によりFED-3のファインダーブロックを流用したため再び短くなった。シャッター速度は1/25-1/500秒または1/30-1/500秒。 FED-3 - FED-2に低速シャッターが追加されている機種である。生産の簡便化を図るために段差を無くすなど何回も外観が変更され、基線長の長さもFED-2よりかなり短くなっている。シャッター速度は1-1/500秒。 FED-4 - FED-3に外光式セレン露出計と低速シャッターを搭載し、フィルム巻上げがノブ式からレバー式へと変更された。 FED-5 - 現行モデルで巻き戻しクランク、ホットシューを搭載、外光式セレン式露出計を搭載したa型、外光式セレン露出計を省略したb型、ファインダーを大きくしブライトフレームを付けたc型がある。 ザリヤ(Zarya ) - ソ連国内向け普及型モデル。FED-2をベースに作られた、距離計省略の目測専用機。
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