カデット Cとは? わかりやすく解説

カデットC(1973年-1979年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 04:15 UTC 版)

オペル・カデット」の記事における「カデットC(1973年-1979年)」の解説

4代目GMの「共通のプラットフォームから各国国情合った製品派生させる」という戦略、「グローバルカー世界戦略車構想」の一環として開発されGMTカーとなった。このカデットCを元にしていすゞ・ジェミニ1974年日本)・ヴォクスホール・シェヴェット(1975年イギリス)・シヴォレー・シェヴェット(1973年ブラジル1976年アメリカ)などの兄弟車各国開発された。スタイルマンタアスコナレコルトデザイン監督したチャック・ジョーダンの後任のデイヴィッド・ホールズが率いるデザインチームによるもので、既存モデルとの近似性を保ったウエストラインの低いプレーン美しいものであった車体形式当初2・4ドアセダン・2ドアクーペ5ドア中止され3ドアのみとなったキャラバン4種類エンジン旧型からキャリーオーバーのOHV1,196cc52馬力/S仕様60馬力廉価版用993cc48馬力搭載された。1975年には3ドアハッチバック版「シティ」、マンタGT/Eと同じ1,897cc・105馬力エンジン搭載した「ラリー・カデット」の後継版である2ドアクーペ「GT/E」、1976年には屋根と後窓が折り畳める2ドアカブリオレ「エアロ」、1977年にはGT/Eの発展版である1,979cc115PSのGT/E2、その装備簡素化した「オペル・ラリー」などの車種追加された。1977年にはフロント部分変更されレコルトアスコナ同様、ウィンカーヘッドライト両端取り付けられた。 イギリスでは前記通りヴィヴァ下位モデルとしてヴォクスホール・シェヴェットが1975年登場した当初ドイツ版にない3ドアハッチバック一種類で、ノーズ別のデザイン印象大きく変えていたが、同年末には2・4ドアセダンも登場し設計年次の古いヴィヴァに代わってヴォクスホール主力大衆車育ち次期モデル英独車種一元化が行われる伏線となる。 WRCでの参戦はオペル・ワークスである「GM・ユーロハンドラー」チーム各国のディーラーチームがセミワークスとして各国仕様75年サンレモ・ラリーグループ4仕様から投入されるドライバーワルター・ロール、アンダー・クーラング、ラウノ・アルトーネンらを起用従来アスコナAと入れ替わりカデットGT/Eで参戦する。ホモロゲーション・モデルとしては、GT/E2ベース150hpとするグループ1仕様、GT/EのエンジンをさらにDOHC8バルブ207hpのグループ2仕様、DOHC16バルブ240hpであるグループ4仕様作られた。 サンレモではミッション・トラブルによりリタイアに終わるも翌年から、グループ1・2・4へ数多く投入1977年スウェディッシュ・ラリーでの2位最高位となり1978年まで投入され続けた1979年ホモロゲーション変更により16バルブヘッドグループ4仕様参戦できなくなりワークス活動アスコナBにスイッチされたが、オペル・ワークス以外ではベーシックラリー車として各国プライベーター愛用され続けた。 「シェヴェットHS」のラリー仕様ヴォクスホールと英ブラインスタイン・レーシングとで開発され16バルブツインカムエンジンがラリー向けに改良されると英ケンブリッジ近くテストコースとを開発拠点とし、フィンランドのペンティ・アイリッカラの手熟成1976年11月WRCグループ4エントリーデビューから1年足らずでステージクラス優勝となるが、1000湖・ラリーでは活躍できなかったと共にWRCではインパクト与え前にメカニカルトラブルが多発してしまう結果頻発した1978年には「シェヴェットHSR」へ進化。ラッセル・ブルックルスのフォード・エスコートRSとが1980年代まで数秒差単位選手権争い繰り広げたセダン シティ エアロ 後期型セダン GT/E GT/E WRC Gr.4 クーラング車 ヴォクスホール・シェヴェットHSR

※この「カデットC(1973年-1979年)」の解説は、「オペル・カデット」の解説の一部です。
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