カデシュの戦いとは? わかりやすく解説

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カデシュの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 15:14 UTC 版)

カデシュの戦い(カデシュのたたかい、英語:Qadesh battle)は、紀元前1286年頃[注 1][注 2][1]シリアオロンテス川一帯で起きた、古代エジプトヒッタイトの戦いである。史上初の公式な軍事記録に残された戦争であり、成文化された平和条約が取り交わされた史上初となる戦いであるともいわれている。


注釈

  1. ^ 編年の仕方によるばらつきが存在するため、以前は紀元前1285年あたりとされていたが、紀元前1274年を採る例が多くなってきている。
  2. ^ 紀元前1286年、シリアのカデシュでヒッタイトのハットゥシリ3世とエジプトのラムセス2世との間での戦いであった。
  3. ^ Ancient Discoveries: Egyptian Warfare. Event occurs at 12:00 hrs EDST, 2008-05-14. the recently produced program details current thinking of three experts on the Battle of Qadesh, and the Peace of Qadesh (signed about) 15 years later. Retrieved 2008-05-15.

出典

  1. ^ 大村幸弘「和平条約と粘土板が物語ること」/ 大村幸弘・永田雄三・内藤正典編著『トルコを知るための53章』明石書店 54ページ
  2. ^ UNESCO Memory of the World Archives


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カデシュの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/22 07:39 UTC 版)

ヒッタイトの歴史」の記事における「カデシュの戦い」の解説

詳細は「カデシュの戦い」を参照 ヒッタイト繁栄は、主に交易路鉱山掌握している事に依存していた。キリキアの門(英語版)(トルコ南部トロス山脈抜け山道)とメソポタミアをつなぐ生命線としてシリア北部重要な地域であり、したがってこの地域防衛ヒッタイト興廃決する言ってもよい。エジプトファラオラムセス2世の下で行われたエジプト外征に対して、この地域ムワタリ率いヒッタイト軍が防衛できるかどうか早速に試されることとなった。この戦いの結果不確かであるが、エジプト援軍適時到着した事により、ヒッタイトの完全勝利とはならなかったようである。エジプト軍ヒッタイト軍をカデシュ要塞追い詰めたが、エジプト軍損害大きくそれ以上攻城戦を戦う余力残っていなかった。この戦いラムセス治世5年目(最も一般的に用いられている年代記によれば紀元前1274年)に起こった

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カデシュの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:20 UTC 版)

ムワタリ2世」の記事における「カデシュの戦い」の解説

ムルシリ2世長男として生まれ、父の跡を継いでヒッタイト王となった祖父であり3代前の王シュッピルリウマ1世時代から続くシリアへの拡大政策継承したエジプト第19王朝ファラオセティ1世ヒッタイト宗主権にあったアムル王国カデシュ王国に軍を進め、両王国影響下に置いたムワタリ反撃出てアムルを再びヒッタイト影響下に置いたが、以後ヒッタイトエジプト恒常的な戦争状態に突入したセティ1世死後ファラオとなったラムセス2世再度アムル王国支配目指し活発な軍事活動行い、これを制圧した。そして紀元前1274年ムワタリラムセス2世オロンテス川河畔カデシュそれぞれ自ら軍を率いて戦った戦闘の経過はカデシュの戦いの記事参照)。この戦いの結果ヒッタイトアムル王国カデシュ王国対す影響力保持成功した

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