カデットEとは? わかりやすく解説

カデットE(1984年-1991年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 04:15 UTC 版)

オペル・カデット」の記事における「カデットE(1984年-1991年)」の解説

最後カデットとなったEは1984年登場した最大ライバルであるゴルフ1982年に「ゴルフII」に発展していたし、同時期のドイツにはアウディ・100フォード・シエラなど、いわゆるエアロルックと呼ばれる空力スタイル新型車が次々登場していた。新鮮さ失ったカデットD角張ったスタイルをエアロルックで一気に若返らせたことがEの最大特徴で、空気抵抗係数Cd値)は0.32と、当時最先端の値となった。ただしその代償として窓面積小さくかつ傾斜強いため、室内開放感欠け狭く感じられた。 機構的に先代をほぼ踏襲しており、エンジン従来からの1,196cc・1,297cc・1,598ccのガソリンと1,598ccディーゼルそのまま用いられた。ボディ3ドア5ドアハッチバック4ドア3ボックスセダンホイールベースを235mm延長した3・5ドアワゴンのキャラバンがあったが、1987年にはイタリアベルトーネ車体製作を担当した2ドアカブリオレも追加された。 1986年には高性能版GSi登場空気抵抗係数Cd値)は0.30となり、115psのスペックでも空力ボディ恩恵もあって最高速度は220km/hに達した当初は1,796ccであったが、1988年にはマイナーチェンジが行われてフロント部分改変された他、エンジン排気量が1,400/1,800/2,000ccに拡大されGSiは2,000ccDOHC16バルブ156馬力となった1992年モデルチェンジされる際に、オペル版も車名が「アストラ」に統一され戦前から数えると50年上の歴史を持つカデットの名前は消滅した。 なお、WRCへはグループAGSiでの参戦留まるものの、グループB凍結されたため撤回され上位カテゴリ・グループS用のマシンとして、GSiベース600馬力パワートレーンを4駆化したGSi T16 ラリー4X4」が開発され投入するカテゴリを失うと1988年ヨーロッパラリークロス選手権参戦していた。 5ドアリアビュー ノッチバック キャラバン後期型GSi T16 ラリー4X4

※この「カデットE(1984年-1991年)」の解説は、「オペル・カデット」の解説の一部です。
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