オーストリア・ナチ時代とは? わかりやすく解説

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オーストリア・ナチ時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:23 UTC 版)

エルンスト・カルテンブルンナー」の記事における「オーストリア・ナチ時代」の解説

1928年国粋主義体操クラブ1929年護国団準軍事活動参加した。しかしこれらの団体カルテンブルンナー主目的であったドイツによるオーストリア併合充分心と言えなかったため、彼は1930年10月18日オーストリア国家社会主義ドイツ労働者党入党した。さらにヨーゼフ・ディートリヒ勧め1931年8月31日親衛隊入隊した隊員番号13039)。オーストリア親衛隊部隊オーストリア・ナチ党指揮ではなくドイツ親衛隊全国指導者ハインリヒ・ヒムラー直接指揮にあった1932年から父の法律事務所働きナチ党員の無料弁護活動奉仕した1933年ドイツナチ党政権を取ると、オーストリアでナチ党活動が活発となり、政府警戒心高まり1933年6月エンゲルベルト・ドルフース首相によってオーストリアナチ党禁止された。ドルフースはナチ党員を逮捕して強制収容所入れたカルテンブルンナー1934年1月14日にはエリーザベト・エーデル(Elisabeth Eder)と結婚したが、この翌日ナチ党員として逮捕され、カイザーシュタインブルッフ収容所収容された。同年4月まで収容されていた。 1934年6月15日リンツ親衛隊37連隊(37.SS-Standarte)司令官任じられた。1935年5月国家反逆罪再逮捕された。禁固6ヶ月処されるとともに弁護士資格はく奪された。ヒムラーはそれでもカルテンブルンナーオーストリア留まるよう命じ1935年6月15日に彼を第37連隊司令官から親衛隊地区VIII区(本部リンツ司令官昇進させた(1938年3月12日まで在職)。カルテンブルンナーはしばしリンツから密入国ドイツ入りヒムラーSD長官ラインハルト・ハイドリヒSD外国部ハインツ・ヨストなどに報告行った1936年以降ドイツの「オーストリア救済事業局」から資金流れ救済事業基金非合法設置しオーストリア地下運動指導者にその資金配分し、彼らを通じてドイツ政府からの秘密指令伝達した1936年7月11日に駐ウィーン・ドイツ公使フランツ・フォン・パーペン仲介オーストリア首相クルト・シュシュニックドイツ総統アドルフ・ヒトラーの間に協定成立したヒムラーからオーストリア親衛隊にこの協定破壊するような活動をしないよう命令下り1937年1月20日急進派抑えられる者としてカルテンブルンナーオーストリア全域親衛隊総指揮者である親衛隊上級地区エスターライヒオーストリア)(Österreich)」の司令官任じられた。カルテンブルンナーオーストリアナチ党の中でケルンテン党指導者フリードリヒ・ライナー(de)に近い立場取っていた。すなわちシュシュニックナチ党合法化する見込みはなく、したがって非合法活動からの完全な撤収には反対するという立場だった。しかしライナーカルテンブルンナーは、ヒムラーからの要請を受けいれて、穏健派アルトゥール・ザイス=インクヴァルト立場支持する至ったカルテンブルンナーらはザイス=インクヴァルト対立するナチ党下オーストリア大管区指導者ヨーゼフ・レオポルト(de)らを失脚させる事に成功しオーストリア・ナチ党党内抗争勝利した

※この「オーストリア・ナチ時代」の解説は、「エルンスト・カルテンブルンナー」の解説の一部です。
「オーストリア・ナチ時代」を含む「エルンスト・カルテンブルンナー」の記事については、「エルンスト・カルテンブルンナー」の概要を参照ください。

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