エヴリンとその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)
「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「エヴリンとその関係者」の解説
エヴリン (Eveline) 声 - ポーラ・ローズ、諸星すみれ(日本語吹き替え) / (老化後)パトリシア・マクニーリー、田畑ゆり(日本語吹き替え) 『7』の事件における中心人物だが、正体はマザー・ミランダが提供したエヴァの胚に同じく提供した特異菌を組み込んで培養によって誕生した「生物兵器」である。一見すると10歳前後の少女に見え、生物兵器でありながら明確な自我を持ち、性格は歳相応に無邪気であり、支配した人間に対しては擬似的な家族関係を築く行動を取る一方、他者への攻撃や自傷行為を迫るなど残酷な面も見られるが、同時にその精神的な幼さと研究施設で孤独に過ごした経験から「家族」という関係への歪んだ執着を抱いている。また、「敵を殺すことなく支配下に置く兵器」というコンセプトで複数開発された被験体の中で唯一全ての課題をクリアしており、「E型被験体」とも呼ばれている。カビに酷似した性質の特異菌を体内で生成して自在に操る能力を持ち、それらを周囲の人間に感染させることで最終的には精神と肉体を完全に支配して思いのままに操ることができる。また、菌による遺伝子の変化で通常の人間の25倍の速度で老化してしまい、精神にも問題を来たしてしまうため、劣化を抑え込む薬品を投与することが欠かせない。両親を装ったアランとミアによってタンカー船で移送されていたが、研究施設での生活に嫌気が差していたことから途中で脱走し、船内でバイオハザードを引き起こして壊滅させた。その後は船が流れ着いた沼地でミアと共にジャックに保護され、以降は自分を保護したベイカー一家を能力で支配しており、ベイカー一家を支配してからも家族に対する執着は変わらずにベイカー一家を利用して周辺を訪れる旅行者や浮浪者を拉致すると共に監禁させたが、ベイカー邸へと逃れて以降は前述の薬の投与ができなくなったことで劣化が抑えられなくなり、3年という短い月日で老婆のような姿へと変わってしまう。その後、イーサンに「E-ネクロトキシン」を打たれたことで暴走し、ベイカー邸を覆い尽くすほどの大きさに巨大化するが、血清弾が装填されたアルバート-01によって止めを刺され、最後は特異菌が活動を停止したことで石灰化して崩れ落ちた。 『VILLAGE』ではイーサンの精神世界に登場し、彼に対して既にジャックに殺されていたことや特異菌により蘇生していたことを明かす。 アラン・ドロニィ (Alan Drony) 声 - キップ・パルデュー、水内清光(日本語吹き替え) 『7』に登場するミアと共にエヴリンの移送任務に就いていた工作員。エヴリンの父親を装ってタンカー船でエヴリンを移送していたが、彼女の脱走を許してしまい、その際に特異菌に感染してしまう。その後はエヴリンによって完全に支配されてしまい、全身の特異菌を活性化させられて死亡した。
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