エダークス公国側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/03 01:20 UTC 版)
「ディアボロのスープ」の記事における「エダークス公国側」の解説
テンマ(天魔) 本作の主人公。「魔女の秘密」を暴いた「好奇心」と「魔女の秘密」を訴えた「へらず口」の罪状で九虐殺の刑が課されているが執行されずに虐殺の塔で10年間魔法陣によって体を拘束されて、眼帯をつけられていた。 そのために体と眼の筋力は衰えており、肋骨が浮き出て眼が見えない状態だが視覚が封じられていたために聴覚が非常に優れている。 八咫烏曰く「エダークス公国で唯一戦争ができる男」として戦争のときのために生かされていた。魔女たちを率いた戦術をもってスペルビア帝国の軍と戦っている。一番大事なことのために二番目に大事なものをあっさりと捨て切れるために魔女たちとは思考がかみ合わずよく意見が対立することもある。また、罪を犯すことに抵抗がなく戦争には参加するが国や民のために戦う気がない。魔女たちを駒としか考えておらず、戦いのために魔女たちの考えを甘いと躊躇いなく断言したり、らしくないマネをしてまで士気を上げたりしている。 戦争での狙いは「戦争を終結するため」と「魔女の国エダークスを滅ぼすこと」である。 三権の魔女と顔見知りで、本来魔女しか出せない「悪魔(使い魔)」を出したり、その代償として腕が黒くただれたりと謎が多い人物である。それについてハチヒメは魔女から悪魔を奪い、黒く変色したところが魔女から奪った魔住部位だと推測している。 ほおり 階位15位、悪魔は液状の体を持つ「バフォメット」。エダークス公国の南西の村を治めていた魔女だが、魔女としての能力は低く3年経っても階位は最下位で、作るスープは吐かない程度を民に期待されているほど不味く、アホの子といじられている。 スペルビア帝国の襲撃から逃がすために民がその身を挺してかばい、何もできない自分に心が折れかけたが、テンマの言葉によって自分を愛してくれた亡き村人の気持ちを思い出し立ち直る。 ナタ 階位9位、悪魔は火の能力を持つ「フルフル」。エダークス公国の北西の村を治めていた魔女で、民に愛される立派な魔女になるのが目標でフルフルの家系では最高位の初の一桁であり、自分が魔女であることを誇りにしている。そのために規律には厳しく、魔女を愚弄するテンマにたびたび反発している。 戦いが怖くて一度脱走した際にスペルビア帝国の部隊につかまって捕虜になり、隙を見て逃げ出したが、民を助けることもできず、仲間を窮地に立たせてしまったことによって自分の無力さを実感してしまい心が折れる。しかし、ほおりの言葉よって奮い立ちあがりスペルビア帝国の指揮官に一矢報いた。戦闘後、救われた命を魔女として立派に全うすると誓う。 ハチヒメ・アスタロト 階位4位、悪魔は巨体を持つ「アスタロト」。エダークス公国の西の都を治めていた六都の魔女で、本来14歳で卒業する魔女学校を11歳で卒業し、12歳で高い位を持ち、都を治めるほどの天才魔女。聡明で努力家だが人見知りで、好き嫌いによって民の手を焼かせていた。 スペルビア帝国による西の都の襲撃の際には「アスタロト」を出して応戦するも、左目を負傷した。支えてくれた民を守れず絶望していたところ生き残りの民に連れられて逃がされた。その際、みんなの敵を討つようお願いされた。 テンマからも賢いと評価されており、テンマの意図にもよく気づく。テンマのことをよく思ってはいないが、テンマといることに利益があると考えているので行動を共にしている。 ウイ・モロク 階位13位、悪魔は「モロク」。エダークス公国の西北西の村を治めていた2人の魔女の1人で、モロク家の本家に所属しており、分家で5つ歳の離れた従姉のリュウコを、髪形をまねるほど姉として慕っている。 自分の無力さをわかっているからテンマについていっているが戦争になじめず戦いが日常になっていくことを嫌悪している。 モロク家は生まれた家に関係なく強い魔女が本家に入るためウイも近接戦闘が優れている。悪魔の行動範囲から敵を逃がさないように魔女自ら戦うことで暗号1つに7 - 8手の指示を入れた連続攻撃を可能にするリュウコの編み出した「魔女と悪魔の戦闘方法」をしっかりと受け継いでおり、その連携は闘技場で上位の魔女を圧倒したほどである。 フチ少佐との戦闘で右足を失ったがネネによってリュウコの右足をつなげて貰い、強い魔女になることを決意する。 ネネ・ブエル 階位8位、悪魔は治癒能力を持つ「ブエル」。エダークス公国の西の都の隣にある鉱山の村を治めていた魔女で、ウイとリュウコとは学徒時代からの知り合いであり、新入生のウイと寮が同室だった。髪を切るのが得意で、村の子供たちやリュウコの髪を切っていた。 学徒時代にリュウコからウイを守るように頼まれ、押し切られて守るハメになったがリュウコとの生活も慣れるようになり、気が付けば酒を酌み交わす仲になっていた。 「ブエル」の治癒は裂傷は大体治るが細胞がひどくつぶれていると無理らしく、また失った血までは戻らない。ウイと同じで自分の無力さをわかっているからテンマについていっている。 ユキ・ヤタガラス 29歳で三権の魔女の1人・番人(クストス)の魔女であり中央NO.3の魔女である。悪魔(使い魔)は遠隔操作型の「ヤタガラス(八咫烏)」。エダークス公国の京師(中央の都)におり、テンマを戦争のために生かしていた。テンマたちを中央に呼び戦力を整えてスペルビア帝国と戦うつもりである。 リュウコ 階位6位、悪魔(使い魔)はモロク。エダークス公国の西北西の村を治めていた2人の魔女の1人で、モロク家の分家に所属。学校の実技では一番強く、上記にある「魔女と悪魔(使い魔)の戦闘方法」を編み出し、ウイからも強いと評価されていた。ただ、性格が強引で口調や素行が普通の魔女よりも悪いことから、周囲からは悪堕魔(あくだま)と呼ばれ、ウイ以外に友達はいない上に、周りから恨みも買っていたが根は悪くない。寮室は先生と同じ棟で見張られてもいた。 スペルビア帝国からの襲撃の際に村人とともに戦うが帝国のフチ少佐に殺された。モロクへの最後の指示は「ウイを守れ!!」だった。死してなおフチ少佐を追い詰めウイを守った。 マナヒ 三権の魔女の1人・財官の魔女である。民部の魔女を処刑し、番人の魔女であるユキを逮捕拘束したことで三権制度が崩壊し、魔公猊下の下に独裁で戦争の指揮を執るようになった。 民部の魔女 三権の魔女の1人。ユキを逮捕することに了承せず抵抗したため、財官の魔女マナヒに処刑された。
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