ウトウとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ウトウの意味・解説 

う‐とう〔‐タウ〕【右党】

読み方:うとう

保守党右翼政党。⇔左党

酒が飲めず、甘い物の好きな人。⇔左党


うとう【善鳥】

読み方:うとう

ウミスズメ科海鳥全長38センチくらい。背面とのど、胸は黒、腹は白。くちばし(だいだい)色で、繁殖期には上部突起生じる。小魚捕食北太平洋分布し北日本沿岸でも繁殖

善知鳥安方(うとうやすかた)」の略。

「—が流す血の涙今こそ思ひ知られたり」〈幸若築島

[補説] 曲名別項。→善知鳥


うとう【善知鳥】

読み方:うとう

謡曲四番目物喜多流では「烏頭」。善知鳥を殺した猟師亡霊旅僧前に現れ地獄(たか)に責められる苦しみ訴える。


善知鳥

読み方:ウトウ(utou), ゼンチチョウ(zenchichou)

チドリ目海鳥;能の曲名


善知鳥

読み方:ウトウ(utou)

ウミスズメ科海鳥

学名 Cerorhinca monocerata


善知鳥

読み方:ウトウ(utou)

初演 安永7.11(江戸森田座)


善知鳥

読み方:ウトウ(utou)

分野 謡曲

年代 室町中期

作者 作者未詳


有東

読み方:ウトウ(utou)

所在 静岡県静岡市駿河区


歌生

読み方:ウトウ(utou)

所在 宮城県本吉郡本吉町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

宇頭

読み方:ウトウ(utou)

所在 愛知県(名古屋鉄道名古屋本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウトウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 08:55 UTC 版)

ウトウ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: ウミスズメ科 Alcidae
: ウトウ属 Cerorhinca
(Bonaparte, 1828)
: ウトウ C. monocerata
学名
Cerorhinca monocerata
(Pallas, 1811)
和名
ウトウ(善知鳥)
英名
Rhinoceros Auklet
Rhino auklet
Horn-billed puffin
Unicorn puffin

ウトウ(善知鳥) Cerorhinca monocerata は、チドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥の一。 分類上は1種だけでウトウ属 Cerorhincaを形成する。

アイヌ語で「突起」という意味がある。 またウ(鵜)とは無関係で、「ウト・ウ」ではなく「ウトー」と発音する。

分布

北日本沿岸からカリフォルニア州までの北太平洋沿岸に広く分布する。日本でも北海道天売島大黒島渡島小島岩手県椿島宮城県足島などで繁殖する。天売島は約100万羽が繁殖するといわれ、世界最大の繁殖地となっている。足島は日本での繁殖地の南限とされ[1]、「陸前江ノ島ウミネコおよびウトウ繁殖地」として、「天売島海鳥繁殖地」とともに国の天然記念物に指定されている。

形態

体長は38cmほどで、ハトよりも大きい[2]。頭から胸、背にかけて灰黒色の羽毛に覆われるが、腹は白い。くちばしはやや大きく橙色である。夏羽では上のくちばしのつけ根に突起ができ、とくちばしの後ろにも眉毛ひげのような白い飾り羽が現れて独特の風貌となるが、冬羽ではくちばしの突起と飾り羽がなくなる。

体の大きさはツノメドリエトピリカ程度であり、体色はエトロフウミスズメなどに似る。

生態

非繁殖期は沿岸の海上で小さな群れを作って過ごすが、南下する個体もおり、本州沿岸などでも観察される。他のウミスズメ科同様、潜水してイカナゴなど小魚やオキアミイカなどを捕食する。

潜水能力は高く、翼を使用して水中を泳ぎまわることができる。個体に深度計を装着した研究によると、水深60mまで潜り、また2分間の潜水時間が観察されている。

繁殖地では断崖の上の地面にコロニーを作り、深さ1m-5mほどの穴を斜めに掘ってとする。メスは1個だけ産し、両親が交代で45日抱卵し、ヒナが孵化すると巣立ちまでの約50日間餌を運ぶ。この時期は毎日夜明け前に巣穴から一斉に親鳥が飛び立ち、夕方暗くなった頃にイワシイカナゴをくちばしに大量にぶらさげ、鳴き声をあげながら帰ってくる。暗い時間帯に巣を出入りするのは、餌を横取りするカモメ類や捕食者への対応策と考えられている。

伝承

子を奪われると鳴くという(善知鳥峠を参照)。

親が「ウトウ」と鳴くと子が「ヤスカタ」と答えると言われる伝説上の鳥「善知鳥安方(うとうやすかた)」があり、「善知鳥」はその略称としても用いられる[3]

保全状況評価

脚注

  1. ^ 佐々木喜一郎「動物植物」71-72頁、宮城県史編纂委員会『宮城県史』復刻版第15巻、ぎょうせい、1987年。初版は1956年に宮城県史刊行会が発行。
  2. ^ 河井大輔・川崎康弘・島田明英・諸橋淳『北海道野鳥図鑑』亜璃西社、2003年5月20日。ISBN 978-4-900541-51-1 
  3. ^ 新村出編『広辞苑』第四版、岩波書店、1991年11月。241頁「うとう」の項。

関連項目


「ウトウ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウトウ」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

ウトウのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウトウのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウトウ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS