エトロフウミスズメとは? わかりやすく解説

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択捉海雀

読み方:エトロフウミスズメ(etorofuumisuzume)

ウミスズメ科


択捉海雀

読み方:エトロフウミスズメ(etorofuumisuzume)

ウミスズメ科

学名 Aethia cristatella


エトロフウミスズメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:30 UTC 版)

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エトロフウミスズメ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: ウミスズメ科 Alcidae
: エトロフウミスズメ属 Aethia
: エトロフウミスズメ A. cristatella
学名
Aethia cristatella (Pallas, 1769)
英名
Crested Auklet

エトロフウミスズメ(択捉海雀、学名: Aethia cristatella) は、チドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。

形態

体長は25cmほどで、首やくちばしが短くずんぐりした体型をしている。額から長い冠羽が突き出ており、目の後ろには細くて白い飾り羽もある。目は瞳が小さく、虹彩が白くて広い。顔以外の全身は灰黒色の羽毛に覆われるが、腹部はやや淡色である。夏羽ではくちばしが朱色になり冠羽が太くなるが、冬羽ではくちばしが褐色で、冠羽も細い。若鳥には冠羽も白い飾り羽もない。

分布

オホーツク海ベーリング海を中心に北太平洋に分布し、千島列島アリューシャン列島カムチャツカ半島サハリンで繁殖する。

日本では繁殖はしていない。冬鳥として北日本の洋上に渡来するが、年によって渡来数に差がある。

生態

水面では首を縮めて浮かんでいることが多い。大きな群れを作る習性があり、数千羽以上の群れとなることも多い。夜間、漁船の灯火に群がることもある。

繁殖地では海岸の崖に大規模な集団繁殖地(コロニー)を作るが、このときコロニー周辺ではタンジェリンに似た柑橘系の匂いがする。コロニーにはコウミスズメが混じることもある。

潜水してケンミジンコオキアミ端脚類、小魚などのプランクトンを捕食する。天敵セグロカモメなどのカモメ類だが、潜水中に捕食されたかオヒョウの中から出てきた記録もある、また、繁殖地ではホッキョクギツネワタリガラスなども敵となる。

保全状況評価

参考文献

関連項目




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