インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 03:31 UTC 版)
インターネットミーム(英:Internet meme)とは、インターネットを通じて人から人へ広がってゆく文化・行動である[1]。一般的に、ジョーク、噂話、動画、ウェブサイト等のウェブ上のコンテンツが伝播していく現象を説明する際に用いられる。発生元の形のまま広がる場合もあるが、他ユーザーの派生物がしばしば生み出され発展していくことがその特色とされる[2]。
注釈
- ^ ウイルスのように拡散する。
出典
- ^ デジタル大辞泉 「インターネットミーム」 コトバンク 2024年2月24日閲覧。
- ^ Limor Shifman, Memes in a Digital World: Reconciling with a Conceptual Troublemaker, Journal of Computer-Mediated Communication, Volume 18, Issue 3, 1 April 2013, Pages 362 - 377
- ^ Dawkins, Richard (1989), The Selfish Gene (2 ed.), Oxford University Press, p. 192, ISBN 0-19-286092-5 , "We need a name for the new replicator, a noun that conveys the idea of a unit of cultural transmission, or a unit of imitation. 'Mimeme' comes from a suitable Greek root, but I want a monosyllable that sounds a bit like 'gene'. I hope my classicist friends will forgive me if I abbreviate mimeme to meme. If it is any consolation, it could alternatively be thought of as being related to 'memory', or to the French word même. It should be pronounced to rhyme with 'cream'."
- ^ デジタル大辞泉 「ミーム」 コトバンク 2024年2月24日閲覧。
- ^ Benveniste, Alexis (2022年1月26日). “The Meaning and History of Memes”. The New York Times 2024年2月24日閲覧。
- ^ Solon, Olivia (2013年6月20日). “Richard Dawkins on the internet's hijacking of the word 'meme'”. Wired UK. 2013年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月28日閲覧。
- ^ The Guardian(2013年6月28日) Richard Dawkins on memes - Cannes Lions 2013 YouTube 2024年2月24日閲覧。
- ^ a b c d Coscia, Michele (2013年4月5日). “Competition and Success in the Meme Pool: a Case Study on Quickmeme.com”. Center for International Development, Harvard Kennedy School(copyright 2013 Association for the Advancement of Artificial Intelligence). 2014年7月28日閲覧。 Cosciaの論文の要旨. 門外漢のために解説された論文:Mims, Christopher (2013年6月28日). “Why you’ll share this story: The new science of memes”. Quartz. 2013年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月28日閲覧。
- ^ Akhther, N.(2021, May 30). Internet Memes as Form of Cultural Discourse: A Rhetorical Analysis on Facebook. https://doi.org/10.31234/osf.io/sx6t7 2024年2月26日閲覧。
- ^ De la Rosa-Carrillo, Ernesto Leon.(2015).On the language of Internet Memes.https://www.proquest.com/docview/1689690947?pq-origsite=gscholar&fromopenview=true 2024年2月26日閲覧。
- ^ a b Gal, N., Shifman, L., & Kampf, Z.(2016). “It Gets Better”: Internet memes and the construction of collective identity. New Media & Society, 18(8), 1698 - 1714. https://doi.org/10.1177/1461444814568784 2024年2月26日閲覧。
- ^ Miltner, Kate M.(August 1, 2014)."'There's no place for lulz on LOLCats': The role of genre, gender, and group identity in the interpretation and enjoyment of an Internet meme". First Monday.2024年2月26日閲覧。
- ^ Moody-Ramirez, M., & Church, A. B.(2019). Analysis of Facebook Meme Groups Used During the 2016 US Presidential Election. Social Media + Society, 5(1) 2024年2月26日
- ^ Panchal R, Jack A. The contagiousness of memes: containing the spread of COVID-19 conspiracy theories in a forensic psychiatric hospital. BJPsych Bulletin. 2022;46(1):36-42. doi:10.1192/bjb.2020.120
- ^ Brown, Helen(September 29, 2022). "The surprising power of internet memes". BBC. Archived from the original on January 28, 2023 2024年2月26日閲覧
- ^ “Memes On the Internet”. Oracle Thinkquest. 2012年11月30日閲覧。
- ^ Marshall, Garry. “The Internet and Memetics”. School of Computing Science, Middlesex University. 2012年11月30日閲覧。
- ^ Kempe, David; Kleinberg, Jon; Tardos, Éva (2003). "Maximizing the spread of influence through a social network". Int. Conf. on Knowledge Discovery and Data Mining. ACM Press.
- ^ Basulto, Dominic (2013年7月5日). “Have Internet memes lost their meaning?”. The Washington Post. 2013年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月28日閲覧。
- ^ Flor, Nick (2000年12月11日). “Memetic Marketing”. InformIT 2011年7月29日閲覧。
- ^ Carr, David (2006年5月29日). “Hollywood bypassing critics and print as digital gets hotter”. New York Times 2012年10月16日閲覧。
- ^ “なぜ?危険チャレンジ禁止へ、YouTube規制強化の理由(高橋暁子) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2024年2月6日閲覧。
- 1 インターネット・ミームとは
- 2 インターネット・ミームの概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 インターネットチャレンジ
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
インターネットミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 12:44 UTC 版)
「太陽の勇者ファイバード」の記事における「インターネットミーム」の解説
本作品の第3話「勢ぞろい宇宙警備隊」において、佐津田刑事との会話中、蝶を前にして「これはハトですか?」と火鳥勇太郎が尋ねる一場面が、ワケがわからないものや状況を指す時に使うインターネット・ミーム画像として、2010年代以降英語圏でよく知られるようになっている。 監督の谷田部は火鳥について、「まだ世の中のことを理解できていない、生まれたばかりのアンドロイドである」との設定から敢えて間抜けなキャラクターとしたこと、そしてそれによる見た目の格好良さとのギャップで小さい子を喜ばせる狙いがあったと語っており、このシーンについてもその一例であったことが示されている。
※この「インターネットミーム」の解説は、「太陽の勇者ファイバード」の解説の一部です。
「インターネットミーム」を含む「太陽の勇者ファイバード」の記事については、「太陽の勇者ファイバード」の概要を参照ください。
インターネットミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 06:27 UTC 版)
詳細は「インターネット・ミーム」を参照 インターネットミーム (en:Internet Meme) とは、インターネット上で広まった何らかの情報であるが、一般に笑いを誘う画像、動画、フレーズ等とそれらを模倣して多くの人に作られたものを言及するのに使われる言葉である。「インターネットミーム」という言葉の由来は、リチャード・ドーキンスの作った「ミーム」である。ただし、特に科学的な考察を目的に使われている用語ではなく、単にインターネット上で流行した面白いものを指す用語だと考えられている。英語圏では単にmemeとも言われる。 例えば「死体ごっこ (planking)」というインターネットミームは、死体のように寝そべって写真を撮るというコンセプトで、人々によって様々な画像が作られている。 2010年現在、「インターネットミーム(Internet Meme)」という言葉は主に英語圏で使われているが、Googleでカタカナの「インターネットミーム」を検索すると日本語圏でも使われていることが分かる。日本語では「ネットミーム」と略されていることもある。
※この「インターネットミーム」の解説は、「ミーム」の解説の一部です。
「インターネットミーム」を含む「ミーム」の記事については、「ミーム」の概要を参照ください。
インターネットミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 07:34 UTC 版)
「Homunculus loxodontus」の記事における「インターネットミーム」の解説
2017年、ロシアと東欧諸国の国々で彫刻はインターネットミームとなり、絵画、写真、ビデオ、その他様々な媒体などでコラなどが作られた。ロシアのメディア企業CD Landは、2017年に彫刻の使用権を購入し、たとえばアニメシリーズを通じて使用する予定であるという。
※この「インターネットミーム」の解説は、「Homunculus loxodontus」の解説の一部です。
「インターネットミーム」を含む「Homunculus loxodontus」の記事については、「Homunculus loxodontus」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:36 UTC 版)
「シュレック (キャラクター)」の記事における「インターネット・ミーム」の解説
詳細は「Shrek fandom(英語版)」を参照 ソーシャルメディアでは、シュレックは様々なインターネット・ミームの中で描かれている。シュレックの人気は、2012年から2014年にかけて存在した画像掲示板「ShrekChan」によるものである。イメージボード上の『シュレック』ファンは、『マイリトルポニー』のファンのことを指す"bronies"をもじって"brogres"と呼ばれており、ミームにはセックス、ドラッグ、暴力などの生々しいものが含まれていることが多く、その衝撃的な価値を高めていた。最も悪名高いのは「Shrek is love, Shrek is life」というミームで、Source Filmmaker(英語版)で制作されたアニメーションビデオで、シュレックが鬼を崇拝する少年とアナルセックスをするというもの。アトランティックのライターであるデビッド・シムズは、この現象を『シュレック』シリーズになぞらえて「それは、私たちが一時的に好きになったものの、すぐにその空しさに気づいた多くのものを象徴している。」と語っている。
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「シュレック (キャラクター)」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「シュレック (キャラクター)」の記事については、「シュレック (キャラクター)」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/09 15:28 UTC 版)
「ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜」の記事における「インターネット・ミーム」の解説
フランスでは、このゲームでゴール時に「BUT」と表示される事(「ゴール」のフランス語が「BUT」である。)から、「BUTT JOKES」(肛門に関するネタ)なるインターネット・ミームが流行した事がある。[要出典] また、ゴール時に選手が抱き合う演出がある事から、ゲイを連想させるとして、このゲームをパロディ化したゲイにまつわるインターネット・ミームも多い。[要出典]
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜」の記事については、「ネオジオカップ'98 〜THE ROAD TO THE VICTORY〜」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 08:30 UTC 版)
カナダの成人向けゲームパブリッシャーNutakuによると、アヘ顔とピースサインの組み合わせは、日本で「アヘ顔ダブルピース」として知られるインターネット・ミームを形成した。
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「アヘ顔」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「アヘ顔」の記事については、「アヘ顔」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 06:11 UTC 版)
「アストロノミア」の記事における「インターネット・ミーム」の解説
2020年で「コーフィン・ダンス」インターネット・ミームの題材になり、棺桶で踊るガーナ人グループが運ばれま。
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「アストロノミア」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「アストロノミア」の記事については、「アストロノミア」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:17 UTC 版)
「塩振りおじさん」の記事における「インターネット・ミーム」の解説
とりわけヌスレットを有名にしたのは、彼自身のツイッター・アカウントから、2017年1月7日10時44分(UTC) に投稿された"Ottoman Steak" と題された動画である。この動画はいわゆる「インターネット・ミーム」として、インスタグラムなどでヴァイラル的に拡散した。 前年に開催されたリオデジャネイロ・オリンピック体操競技金メダリストのシモーネ・バイルズが店を訪れたほか、レオナルド・ディカプリオも興味を示し、ヌスレットの人気には拍車がかかった。約1ヵ月後、NBCニュースに取材された際、ヌスレット・ギョクチェは、「肉のかたちと味は上から下まで、俺の一部なんだ・・・。肉の内側から俺の想いが溢れ出し、塩を振る時、肉の上に落ちていくのさ。」と語った。 拡散の過程で、ヌスレット・ギョクチェは、動画の中で彼が披露した、肉の上に塩を振りまく独特の所作にちなんで "Salt Bae" と呼ばれるようになった。bae, /bei/ は21世紀になってから使われ始めた baby に由来する新語で、ボーイフレンドやガールフレンドのくだけた言い方である。日本では、「塩振りおじさん」のほか、「塩の恋人」、「塩兄さん」などとも呼ばれた。
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「塩振りおじさん」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「塩振りおじさん」の記事については、「塩振りおじさん」の概要を参照ください。
インターネット・ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 13:44 UTC 版)
「OK (表現)」の記事における「インターネット・ミーム」の解説
2017年頃、4chanの/pol/板のオルタナ右翼がリベラルをからかうため、手でOKサインをした『カエルのペペ』のミームにあやかって、形が「White Power」の頭文字に見えることから、「OKサインは白人至上主義の象徴」というデマを流布した。これは欧米のメディアでも取り上げられ、OKサイン(であったはずの別の意味を持ったジェスチャー)はレイシズムのジェスチャーという考えが実際に広がっている。 OKサイン(であったジェスチャー)は8chanの投稿者(8channers)が2019年に起こしたクライストチャーチモスク銃乱射事件において犯人が示した特徴的な仕草として話題になった。また、2021年のアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件でも多くの参加者はこのジェスチャーを使った。
※この「インターネット・ミーム」の解説は、「OK (表現)」の解説の一部です。
「インターネット・ミーム」を含む「OK (表現)」の記事については、「OK (表現)」の概要を参照ください。
- インターネット‐ミームのページへのリンク